子供たちの言論の自由


チェンライに住んでいたマレー ヲングサエングワンは15歳ころ、自分の考えを大人たちに聞いてもらうためジャーナリストになる言い張ったことがあった。「どこにお前の意見なぞのせてくれる新聞社があるものか」と大人たちは笑っていた。

このとき彼女は何故子供たちの意見は軽視され大人たちは無視するのだろうと思った。見返すため彼女は自分の力を証明するチャンスを待ち続けた。

去年チェンライのDEPDC(Development and Education Programme for Daughters and Communities) がルック.イン.ニュース(少女のニューズ)を発行した。

その新聞は教育や知識がないため少女たちが安易に売春に走ること防ぐための新聞だった。そしてそれが他の新聞と違ったのは少女よって作られる新聞だったことだ。

この新聞はIPEC(Internatinal Programme on Elimination of Child Labour)から支援を受け、若い女性をリーダを新聞を作る技術の中で訓練し作ることを目的としていた。

このプロジェクトの中でマレーは書くこと、インタビュー、そして写真撮影の技術を学んだ。
「ここで働いた経験は大きかった。そこで私は自由に書くことができ、それが自信となりました。そこで私は多くの人に合うチャンスも貰ったし誰にでも質問できる勇気もやしなうことが出来ました。そして最もうれしかったことは大人たちに私たち子供の意見も価値があると言うことを証明出来たことです。」

タイも含め100カ国以上が承認している子供人権協定の1つで子供たちの社会活動の中のジャーナリズムへの参加は子供たちが表現の自由を学ぶための大事な教育と見なされている。

ルック.イン.ニュースでマレーが得た経験は協定のガイドラインに従った正しいやり方の上の教育だったのだ。

最初にマレーの受けた大人たちの態度は雑誌やテレビ番組至るところで見ることができる。
多くの大人たちは社会の中の子供たちの役割を見ようとしない。そしてこのような大人たちは子供たちがニュースを作成し発表する権利さえ認めたがらない。

実際にメディア世界は大人たちが支配しコントロールしている。そしてその多くが何故子供たちの考えを公に発表させるのか不思議に思っているのだ。
しかし子供たちの権利を擁護する人たちは子供たちは世の中を良くする力を持っていると主張する。特に恵まれない子供たちを助ける力を。

テレビプロデューサのニラモル氏は子供たちの力を信じている人間の一人だ。
「子供たちは可能性と力を持っている。彼らには感じるものがあるのだ。私は彼らにそれを考えさせ番組製作に参加させ、発表させたい。」と彼は言う。

不幸にもニラモル氏と意見を同じにするプロデューサはほとんどいないし番組作成に子供たちを参加させる者もいない。

「子供たちをメディアに参加させる考えは全く理解されていない。」とタマサート大学のジャーナリズムとメディア研究室のオラタイ教授は言う。
「それはたびたび固い頭の保守的な大人たちにメディアがコントロールされてしまうからだ。今のメディアから出てくる番組は子供用の番組で子供たちによって作られたものはない。」

オラタイ教授は1979年から83年まで子供のラジオ番組を作っていた。それはいろんなかたちで子供たちを参加させていた。そしてそれは若い視聴者に有益であったことが認められ文部省から賞を貰ったこともある。

オラタイ教授がメディアの中で子供たちの役割を進展させようと苦心している間他のプロデューサは彼らの番組に奉仕させるため子供たちを使っていた。
「子供たちの役割がカットで明確でないと問題が起こる。子供たちは大人たちに操られてしまっている。」と彼は言う。

「この国では子供たちはお客様でしかない。教育より視聴率が重要なのだ。製作レベルで子供たちが参加することはほとんどない。」チュラロンコーンのウボンラット助教授は言う。

彼女は子供番組には子供心理学が要求されるがほとんどの番組が欠けていると言う。ゲームをして不健康なお菓子を賞品として出しているだけだ。

「ほとんどのメディアプロデューサは子供たちの作り出す作品では利益がでないと考えている。彼らが子供向けの番組を作成しなければならないとき彼らは外からマンガや幼稚な子供向けのフィルムを買ってくるのだ。」彼女はユニセフに提出した資料に書いた。

ウボンラット助教授は言う。「儲けだけを考えて番組をつくればほとんど選択の余地はありません。彼らが子供たちに必要な番組を強く主張してもスポンサーが同意しなければ出来ないのですから。」

しかし例外もある。ニラモル氏が作った”太陽の光の元に”である。これは子供番組で成功をおさめた数少ない番組の内の1つだ。

良い子供番組を作るためにプロデューサは製作の資金問題とかいろいろなことを学ばなければならない。子供たちに必要な番組を作るにはまず生き残ることを考えなければならないのです。生き残ればスポンサーは番組の重要性を認識し支援してくれるのです。」

子供たちの番組参加

子供たちの番組参加はタイでもまだ正しく認識されていない。そのため子供たちは能力は過小評価されている。

「子供たちの作品は大人から見れば”可愛いがプロフェショナルでない”と見られている。多くの人が子供たちが参加することで受ける利益以外の恩恵を認識していない。彼らは子供たちの能力を見落としている。」Foundation for Children's Development のディレクターのケムポーン女史は言う。

子供たちが参加する番組を作ることも難しい。子供たち自身に自分を表現したいという気持ちにすることには多くの時間がかかると彼女は言う。
もし大人たちにそうする忍耐と意思がなければ子供たちの能力は開発できない。

「一夜にして今の社会価値感を変えることは不可能だ。大人たちが子供たちを過小評価していれば子供たちの参加は期待できない。」と彼女は言う。

最近この傾向が改善される兆候がある。内閣が子供たちの教育やメディア参加を促進するため基金を7000万バーツ用意しナショナル.ユース.ビューローに与えたのだ。

このお金はスポンサーがつかなくても品質の良い子供番組の作るのに使われる。彼らはホームレスの子供たちや恵まれない子供たちをターゲットにした番組を作ることも出来るのだ。

「これは良い兆候です。メディアへの子供たちの参加への道が少し開かれたのです。子供向けのメディアへの新しいアイデアを持ったNGOの人たちやメディア制作者がたくさんいます。この基金は彼らを助けることができます。」ケムポーン女史は言う。

「親たちや教師を含めて関係ある人たちがみんな子供のメディア参加のコンセプトを理解したとき子供たちは彼らの要求や関心のあるものを自由に声にすることが出来ます。そしてマレーのようなメディアで働きたい若い人たちの希望が夢だけで終わらなくなります。」


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