仏教ビジネス


タイ仏教徒は徳を積むと必ず御利益があるとを信じてる。徳を積む行為は慈善行為をする、お寺に寄進する、困っている人を助ける、座禅を組むなどである。

その中で一番行われている行為はお坊さんにプレゼントをあげる行為(サングカターン)が多い。プレゼントは食べるもの、薬、お坊さんの着る物など日常的なものが大半である。

サングカターンは僧の日常生活の製品が多いが特定のお坊さんではなく、お寺に寄進してかまわない。これらプレゼントはお坊さんたちで分けられる。このお坊さんの必需品を送る行為は徳を積む中でも美しい純粋な行為とタイでは考えられている。

仏教徒は何か不幸な出来事が起こったとき(家族が病気になるなど)よく喜捨を行う。そしてこの御利益として彼らが愛する人にお返しがあると彼らは信じているのだ。

仏教徒の1人は言いう。「年に少なくとも1回自分の誕生日にお寺に喜捨に来ています。また病気になったり嫌なことがあったときに来るかな。」

サングカターンの御利益が有名なお寺はプレゼントを持って来た信者たちで長い行列が出来てしまうことがある。

サングカターンのプレゼントパッケージ

今サングカターンのプレゼントのため既製パッケージができている。既製パッケージはサングカターンを行なう信者に取って品物を選ぶ必要も、自分で包む必要も無く重宝がられ人気だ。

パッケージの中は主に米、砂糖、マッチ、干し魚、缶詰め、黄色の傘、ちり紙などだ。これらは黄色のセロハンで包まれ黄色のプラスティックのバケツや金属性の箱に入れられて、1つが150から1500バーツで売られている。
これらはサオ.チングチャと言う仏教の品物を扱う店や大きなお寺の周りで店で見つけることが出来る。

しかし今ではカオ.パンサやオーク.パンサなどの仏日が近づくと大手スーパやデパートでも売られている。

品物の品質や状態を確かめるためにこれらパッケージを開けることは出来ない。いっぱいに詰まったように見えるバケツの中には詰め物がしてあることもある。

サングカターンをする人々

タイ農業銀行によるとバンコクではサングカターンの売り上げは年間8億バーツに為っていると言う。サングカターンがバンコク市民の一般的な宗教の出来事であることからこの数字は驚くには当たらない。

バンコク市民の41%がこの徳を積む行為を信じており、その中の63%がパッケージの贈り物を買っている。しかし21%が自分で品物を選んでサングカターンのプレゼントを作っている。パッケージの中身は品質が良くないからだ。

既製のプレゼントが増えた理由はバンコク市民は定期的にお寺を訪れることも少なくなり、これら不定期に訪れる市民が便利さのために買って行くためだ。

調査機関がサングカターンを行う理由を調べたところ1.厄払い、2.サングカターンよる御利益で欲しいものがあるから、3.仏教の特別日だから、4.誕生日だから、5.離れた親戚の幸福を願ってが主な理由であった。

余ったプレゼントの行方

お寺に確かめたところサングカターンのプレゼントは、塩砂糖、米、お茶、蝋燭、石鹸、僧の衣類そして黄色のバケツなどは過剰で余っていると言う。あるお寺ではお堂の隅に黄色のバケツのパッケージがうづ高く積まれ、中には製品の使用期限切のものあると言う。

お寺の中には余ったプレゼントを割り切って処理しているところもある。売って必要な物を買うお金を稼ぐのだ。

しかし多くのお寺では余った物は貧しい人たちに与えている。ノンタブ県のチョンプラタン.ラングサリット寺では自分たちの孤児院の子供たち、貧しい人、地方に在るお寺に送っている。

贈る人たちが僧たちの必需品を考えてプレゼントすれば僧たちも余ったプレゼントの処理など考えずに済むのだ。

サングカターンのプレゼントのあり方

あるビジネス.ウーマンは言う「私も以前は既製品を買っていましたが、今は自分で選ぶようにしています。だって自分の贈り物の品質が知りたかったし、使われ無い物を贈ってもしようがないもの。これはコストが安くて良いと言う問題ではなく、お金を捨てていると同じなんですよ。」

あるお寺の住職はやさしく言っている。「サングカターンは信者の方々が個人で選んで贈って貰うのが良いと思います。僧たちは毎日それを使いながら贈ってくれた信者の方々の気持ちを察することが出来ますから。
既製のパッケージの中の品物の中には外見は良いですが全く使い物にならないものもあるんですよ。例えば僧の着るものなどパッケージを開けてみると小さ過ぎたり、すぐ破けたりする物も多いのです。パッケージを作っている会社は儲けを重視していますからこのようなことになるのです。
これでは贈った人の心は伝わりませんでしょう。」

住職は言う。「サングカターンの贈り物はある特定の僧に対して行なうものではないく、僧みんなで分け合うものです。
また食べ物を贈る場合は僧が食事を許されている朝の11時前に贈るべきです。そしてそれを過ぎたら着るものなどを食べ物以外を贈る方が良いですね。
そして行水のとき僧が使う布の色はお寺によって違うのですよ。これら黄色い布は厳密には3種類がありお寺毎に違っているので注意しなければなりません。」

またときどき妙なプレゼントをされることがある。あるお寺でプレゼントの中身に口紅と女性のドレスが入ていたことがあった。理由は贈り主が死んだ自分の娘の持ち物を入れたものだった。彼らは僧にそれを贈ることにより天国の娘にその気持ちが届くものと思っていたのだ。

「その贈り物はそれを使ってくれるあるお寺の施設にそのまま送りました。これが一番良い方法だからです。贈られる物は使う者に取って役立つものであるべきなのです。役立つものだから贈った信者たちは徳のある行為を行なったことになるのです。」

住職は最後に言った。「誠意ある行ないは必ず御利益があります。
良い行ないは何処でも出来ます。そしてそれが価値のあるまた人を助けるため真心から出た行為であるためにその行ないをした人の心は静かに安らかになっていきます。」









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