アジアの水不足

去年中国で洪水によって何百人の人が亡くなった。タイ、カンボジア、インドネシアでも大雨による大洪水が発生している。このような大洪水にもかかわらず、多くのアジアの国々が将来水不足を警告されている。
・増え続けるアジアの水の消費
アジアの豊富な資源である水は工業生産の拡大、標準的生活の向上そして人口増加によりどんどん汲み出され続けている。
専門家は3、4年の内に水の消費を減らし、無駄使いを止めなければ国の経済と社会は崩壊すると警告している。「このままでは水位は下がり続け、川は干上がり、減り続ける水の奪いが始まる。」とサンドラ・ポスタル(ワシントンの世界資源監視機構の専門家)は最近のレポートで警告している。
世界銀行の中国の水供給の研究では,「北京近郊の水田地帯からは都市化や工業化のため大量の水が汲み出されため、約300の都市で水不足が発生している。そしてこれは将来も拡大していく。」と断言している。
去年フィリピンのロスバノスにある国際米作研究機構では「農業と工業との間の水の奪いあいが社会の不安要因に成ってきている。」とレポートを発表した。
またその中で「アジアのほとんどの国が2025年までに深刻な水問題を抱えることになるだろう。」と警告している。そしてインド、バングラディシュ、パキスタンでは井戸の数の急増で地下水が干上がってしまうと付け加えていた。
トルコのイスタンブールに居る国連の秘書官ウォリー・ノドンは「50年後には国際紛争の原因は、石油からに変るだろう。」と言っている。
「無駄な水の使用を止めるためには莫大な経費と労働力を伴います。」と彼は言う。彼の研究によれば第三国では飲み水の60%が、不正な場所での水道蛇口の取り付け、錆びたパイプからの水漏れで失われていると言う。
また国連の調査によればアメリカやイギリスでさえ飲み水の12%が無駄使いされていると言う。
・広がる汚染
1900万人の住むインドネシアの最大都市ジャカルタでは都市の衛生的な水道設備を住人全てが使えない。
ジャカルタの水道設備は必要な量の50%しか供給できない。そしてその水が衛生上問題になるものではことは補償しているが、しかし飲んでも安全と言う意味ではないと言う。そのため旅行者にはきれいなボトルの水を買って飲むように勧めている。
日本のJICAの調査によると北ジャカルタの井戸の73%が人間の排泄物やアンモニアで汚染されている。そして約13%は水銀を含む重金属が含まれている。
世界銀行はインドネシアの主要都市の人口過密による使用量の増加と汚染を見て、「インドネシアは外国投資を勝ち取ることは難しく成って行くだろう。特に労働者の生産を上げる、より高度なテクノロジー産業については難しいだろう。」と言っている。
また、「インドネシアの大都市は、工業化や住人ために必要量のきれいな地下水の供給はますます難しくなっていくだろう。」と予測している。
フィリピンでも公的研究機関のグレゴリオ ヴィジラは言っている「もっと多くの家庭が水浄化処理を利用出来るようにならなければ、増え続ける人口と工業化のためマニラの飲み水はこの5年の内に不足するだろう。」
今、マニラの80万世帯のわずか10%が水道システムを利用しているにすぎない。残りの世帯は河川から汲み出したタンクの水や汚染された井戸水を使っているのだ。
「このまま放置すれば、汚染は広がり飲める水は制限されてしまう。」とグレゴリオは言う。
最近マニラではコレラが発生し、300人以上が入院し7人が死亡している。
・地下水の使い過ぎによる被害
地下水に関して言えば、アジアの多く川が使いすぎで被害を受けている。工場が違法に多量の地下水の汲み上げた場合には、年に2回ある乾燥期にある河川は水が切れてしまうのが観測されてる。
1993年の世界銀行の調査では多くの川が乾燥期には途中、川が切れ、水が海に流れ込めないためにがアジアのいたるところに出来たと言う。
今、インドのほとんどの川がガンジス川も含めこのような状態にあると言う。
・シンガポールの不安と将来への対策
シンガポールでは島の半分の地区が貯水池を持たない。また新たに貯水池を作るスペースも残っていない。シンガポールではほとんどの水を隣のマレーシアから買っている。政府ではマレーシアとの間で続いている契約が切れたときに供給が断たれるのではと心配している。なぜなら経済の成長でマレーシア自信、水の消費が拡大しているからだ。
これを補うものとして、シンガポールでは海の水を飲み水に変えるための研究を始めた。このプロジェクトでは6年以内の完成を目標に専門家たちが働いている。この斬新的な試みで、水の値段は今の7倍から8倍になると言う。しかし裕福なシンガポールでは水の値段は気にかけてはいない。
「今のアジア諸国に取って水不足は1つの問題になるだろう。しかし何があろうとも、我々は水不足て死んでしまうことは無いだろう。」とシンガポールのゴ・チョク・トング首相は自信を持って言う。

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