動詞 เป็น(Pen)

เป็น(Pen):これはタイ語単語の基本中の基本ですね。意味は日本語では繋動詞(です)英語では”is”(Be動詞)だと言う方が多いようですが使い方がちょっと難しい単語です。
”彼女はきれいです”のタイ語はเขาสวย(Khao Swai)です。英語で言えば”She is beautiful "です。日本語、英語では動詞があるのですがタイ語はありません。奇妙なのですがこれで正しいのです。

เป็น(Pen)には(物に、者に、状態に)なると言う基本的意味があります。時間が経過して、また努力の結果、また習慣によって...”なる”です。

ところでเขาเป็นสวย(Khao Pen Swai)はどういう意味でしょうか?これは’彼女はきれいになった’と言う意味になりそうです。しかしこういうタイ語はありません。เป็น(Pen)の後ろには「きれいな何になったか」つまりきれいになった物、者、状態の単語、文が続かなければなりません。だからเป็น(Pen)を使いたかったらเขาเป็นคนสวย(Khao Pen Kon Swai)となります。ここでเป็น(Pen)を日本語に訳すときですがเขาเป็นคนสวย (Khao Pen Kon Swai)は「彼女は美人です。」と訳すのが一般です。しかし前後の文によっては「彼女は美人になる」も可能です。

ではここでいろいろな使い方を見ていきましょう。

  • 繋動詞として(Be動詞のような使い方)
    เขาเป็นคุณแม่(Khao Pen Khun Mee) (彼女はお母さんです)
    เขาเป็นทหาร(Khao Pen Thahaan)(彼は兵隊です。)
    ให้ลูกเป็นหมอ(Hai Luuk Pen Moo)(子供を医者にした)

    文法説明では職業や役職を現す場合เป็น(Pen)に使うとなっています。しかしモノにも使えます。

    นี้เป็นแจกันที่คุณพ่อภูมิใจ(Nii Pen CeeKan Thii Phoo PhuumiCai)(これは父自慢の花瓶です。)


  • 繋動詞として(病気などの状態)
    เขาเป็นหวัด(Khao Pen Wat) (彼女は風邪です。)
    เขาเป็นไข้(Khao Pen Khai)  (彼女は病気です。)

    この使い方はBe動詞にはない使い方ですが日本語の繋動詞(です)にはあります。「(状態)になっている。」と言う使い方です。

  • 可能を表す動詞として
    เป็น(ペン)は「〜出来る」と言う意味でも使われることはご存知でしょう。。そこには「(時間が経過して変化)してなる」なり「(努力)してなる」なりの意味があります。他の「可能動詞」と意味の違いを比べてみましょう。

    タイ人は「〜出来る」と言うことばを使い分けます。例えば「泳げますか」で3通りの言い方ができます。
    1. ว่ายน้ำได้ไหม(Wai Naam Dai Mai)
    2. ว่ายน้ำเป็นไหม(Wai Naam Pen Mai)
    3. ว่ายน้ำไหวไหม(Wai Naam wai Mai)

    日本語に訳せば3つとも同じ「泳げますか?」です。しかしNo.1(Dai)はプールに水が入ってないときなどにも使えるし、No.2(Pen)は泳ぐ能力を訊ねる言葉です。そしてNo.3(Wai)は寒くて泳げそうにないときなどに使います。だから聞かれた人は泳ぎが出来るかもしれないのです。「能力」を訊く場合は練習して泳げるようなるしかないですからเป็น(Pen)を使います。



  • 前置詞として
    ได้พูดโทรศัพท์เป็นภาษาไทย(Dai Phuut Thorasap Pen PasaaThai) 「タイ語で電話をしました」
    この場合เป็น(Pen)をด้วย(Dwai)に変えても間違いではありません。しかしเป็น(Pen)を使った文の方が多いようです。

    その他の例です。
    หน้าร้อนปีนี้ได้ปีนภูเขา เป็นข้างแรก(Naa Roon Pii Nii Dai Pin Phuu Kao Pen Khang Reek)「今年の夏山に登ったのは最初でした」

    เอาหนังสือเป็นหมอน(Ao Nansuu Pen Moon)「本持ってきてを枕にする」
    เขียนจดหมายเป็นภาษาญี่ปุ่น(Khien CotMaai Pen PasaaIipun)「日本語で手紙を書く」


เป็น(Pen)とBe動詞の使用法の違いはเป็น(Pen)には「(すなわち, 言い換えれば)〜です」という”イコール”のニュアンスが無いことです。次の例を見てください。
  • เขาเป็นใคร (Khao Pen Khrai ?)「彼は誰ですか」
  • เขาคือคุณ A ครับ (Khao Khuu Khun A Khrap)「彼は Aさんです。」
「Aさん」と言う具体的名前で答える場合เป็นは使いません。しかし以下の言い方は可能です。
    เขาเป็นคุณุแม่ของคุณA ครับ(Khao Pen Khun Mee Khong Khun A Khrap)「彼女はAさんのお母さんです。」



ちょっと一言

タイ人に「日本語できますか」พูดภาษาญี่ปุ่นได้ไหม(Phuut PasaaIipun Dai Mai)と聞いたことがあります。そのときの答えはไม่เป็น(Mai Pen)でした。だったらพูดภาษาญี่ปุ่นเป็นไหม(Phuut PasaaIipun Pen Mai)と聞くべきだったのでしょうか?

しかしタイ人が「タイ語が出来るか」私たちに訊ねるときはได้ไหม(Dai Mai)を使っています。多分想像ですがเป็น(Pen)はその人の能力を訊ねる言葉なのでเป็น(Pen)よりได้(Dai)の方が礼儀正しいのかな?と思ってます。

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