学ぶ環境は工夫

外国語を学ぶ環境はやはり大事です。ではタイで学んだら誰でもタイ語のTVやニュースが聞けるまでになるのか?と言うと疑問です。

私自身もタイで1年まじめにタイ語を学べばニュースは聞けるようになるだろうと思ってましたが無理でした。では2年続けたらなるでしょうか?

結局私自身はニュースがなんとか聞けるまで5年以上かかっています。(今でも完全でないですが..)
しかし10年以上タイにいる人でもニュースは全く聞けない人はいっぱいいますし逆に短期間で上達した人もいます。

実践で使うことが多ければ上達が早いのは本当でしょう。 タイ語を同時通訳レベルで使いこなす人たちは伴侶がタイ人でした。または留学生として来てタイの友人が多い人でした。

では伴侶がいるからうまくなるか友人が多いからうまくなるかと言うとそういうものでもないのです。余りうまくない人も多くいます。さらにポーホック(タイ語小学校検定試験) の試験が受かってもニュースを全く聞けない人も結構いるのです。

試験は結局そのテクニックを教えてくれる学校へ行けば良いし、伴侶がタイ人でもタイ語を使わなければ上手くならないのは当然でしょう。 使う環境、利用する良い場所がないとやはり言葉は伸びていかないのですね。

私自身は1年で普通会話はできると思っていました。しかし基本形が頭にあるだけで実用が利きませんでした。

例えば往復航空券を買うのとき電話で「ユー.ナーン.タオライ.カッ」(どれくらいいますか? อยู่นานเท่าไรครับ)と聞かれて、タイにどれくらい居るのか尋ねているのだと思い1年と答えたことがあります。しかし日本に滞在する日数を聞いていたんですね。

私が何故このように間違えたのかは教科書の中の「ユー.ナーン.タオライ.カッ」がタイに来た日本人の滞在日数を聞く場面で私自身もタイ人に良く聞かれた質問だったからです。丸暗記した私は条件反射的にタイ滞在日数を答えてしまい、危うく1年有効の航空券を買いそうなになりました。

会話を実践的に上手く教えてくれる学校を私は知りません。タイのベルリッツでもタイ語会話を習いましたが教え方も教科書もしっかりしてませんでした(英語はしっかりしていましたが...)。他の学校でプライベートレッスンを受けましたが本や新聞を声を出して読まされることが多く実践的ではありませんでした。 読むと言っても私自身は発音しているだけで内容は全く頭に入って行きません。正しい(?)発音だとネーティブは内容も分っていると思うのですね。英語でも同じでしょう?単語の発音出来ても意味が分ってないことがあるでしょう。

実践で上手くなろうとしても、職場や買い物でタイ語を使う場合が多く、命令、注文していることが多いので発音がおかしいなんておしえてくれません。そして我々も通じることが重要なので相手が分らなければジェスチャーまじりで発音は二の次です。これでは実践で学ぶことは出来ないし、ましてニュース、映画、TVが楽しめるようになりませんよね。

タイ人と時事の出来事、趣味一般などで意見や考えを言い合える場所があれば会話も上手くなるのでしょうが私の場合タイの伴侶が居るわけでもなく、やはり相手に頼むことや命令することが多く、普通の会話(?)にまで発展することは少なかったです。

ではどうすればタイ語を英語並に聞けるように、映画、TVそしてニュースが楽しめるようになるのでしょうか。 私の場合、やさしいTV番組を捜してきて聞くことにしました。

タイに来て6ヶ月たったころ子供TV番組見ることにしました。最初から意味がわかりません。ただ犬の人形が叫んでいるだけです。チンプンカンプン状態でした。

そこでカタカナに書き留めていくと人形がよく「チャオ.クントーン マーレオ」と言っているなあと分りました。「チャオ.クントーンが来たぞ」と言っていると予想がついたのは後です。タイ人に聞くと「チャオ.クントーン」(เจ้าขุนทอง) とは鳥だと教えてくれました。何言っているか分りますか?「九官鳥君が来た。」(เจ้าขุนทอง มา แล้ว) と叫んでいたんです。しかし何故、番組最初で誰も来ないのに「九官鳥君が来た。」と叫ぶのか分かりませんでした。

しばらくして「チャオ.クントーン」は番組名(意味は九官鳥ですが。)だと分りました。だからNHKで「"お母さんといっしょ"の時間が来ましたよ。」と言っているのと同じことだったんですね。

この番組には首に黄色い印のあるカラスもどきが出て来ます。最初タイのカラスはこうなのかと思ってましたがこれが九官鳥だったのでした。今見るとこの番組を選んだのは失敗でした。特に単語の説明は難しかったです。幼児と言えどタイ人視聴者向けですから「この単語はバリ語から来ていて...」とやってたんです。

その後日本のアニメのタイ語バージョンを聞くことにしました。アニメにもいろいろ在りますがユックリしたテンポのものが効果的なようです。例えば「ムーミン」などです。当時は分らない部分は録画したビデオで何回か聞きました。

日本でも出来るやり方ですが分らないと続きませんからやさしい所から始めましょう。しかし良い教材を見つけるのは難しいかも知れません。

タイ語を長くやっているとその単語のもつ意味を辞書からの意味でなく、これらが使われているときの感覚を身につけることが大事だと分ってきます。次回は「タイ語の感覚」について述べたいと思います。


ちょっと一息(辞書)

タイ語日本語の値段の高い辞書がいっぱい出ています。類似発音から意味を引くことに出来る辞書もあるようですが使ったことがないので一般的な辞書の話をしましょう。

タイ語日本語の辞書の欠点は単語数の少なさ、使用例題が無いそして値段が高いでしょう。私が使っている辞書はタイ語常用6000語(大学書林)、タイ日辞典(コーサー.アリア著)、New Standard Thai-English Dictiobary、Thai-Thaiの辞書の4冊です。

「6000語」はタイ日の辞書の中で安くて結構まとまっていて好きです。「タイ日辞典」は日本語を学ぶタイ人向けの辞書です。発音表記が無いですが単語数が多くタイで買うと価格も安いので便利です。New Standard Thai-English Dictiobaryはタイ英の辞書で発音表記もあり使用例題も豊富て単語の正しい使い方が分ります。わずか240Bで買いました。Thai-Thaiの辞書はどれも構成は似ていますが文法説明などもあるので必要に応じて使っています。8万7千語載っています。(500B)

日本で作ったタイ日辞書はタイ語綴りの間違いが結構あります。日本人は辞書は間違ってないと思っていますからタイ人に指摘されると「まさか」と思う人がいるようです。タイ語常用6000語にもあります。

タイでも外来語が増えています。またThai-Thaiの辞書にも載っていない新語(?)もあります。

そしてインターネットが始まりタイ語掲示板で変なタイ語にぶつかることもあります。 例えばメールや掲示板で文の終わりに「555」と付いていることがあります。これもタイ語です。 タイ語で発音して見て下さい。「ハッハッハー」(^_^

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