正しい勉強とは(2)

今回は体験談も踏まえてタイ語の勉強の仕方を具体的に考えて行きたいと思います。しつこいですね。

日本での勉強

私は日本で本を数冊出した著名なタイ語の先生にも習いました。タイ人にも習いました。最初はタイ語を知りませんからこんなものかと思い、教え方に何も疑問ももたずに習っていました。しかし正しい教科書で習っていれば随分進歩が違ったと思います。

この有名な先生は自分が出版した会話集などを使い教えてましたが文法がまとまってなかったし、今考えると発音を教えてもらったが役立つものではなかった。タイ人先生も自分で作った教科書でした。タイ語の5声についての簡単な講義のあとにタイの文章を覚えさせられました。
これをタイで使いました。ほとんど発音がダメで通じませんでした。そしてタイ人の言っていることはほとんど分りませんでした。タイ語での満足できる会話はほとんど出来ずでした。

発音に関しては日本人の著名な先生は非実践的教え方だったと言えるでしょう。例えば有気音と無気音の区別の所でチリガミを口に持ってきて「ホラ、チリガミが動いたでしょう。息が出たからです。これが有気音です。」などなど。これについては発音編でまたお話します。

私見ですが初心者の会話は「実用タイ語会話1」(ソーソート)が良いと思います。実際この本を基にその後東京外語大の先生から教えてもらいました。この本は基本的文法も良くまとまり会話の場面も作ってあり分り易い。タイ語をポイントを捕まえながら覚えられます。先生も教科書を上手く使い教えてくれました。

タイ語の文章暗記が悪い方法だとは言いませんがある程度発音が出来、簡単な文法などが分ってからでないと効果は少ないでしょう。また初心者の人はすぐタイ人から習うよりある程度知識が出来てから 始めたほうが良いのではないかと思います。お金があるなら日本人教師と併用するのも良いかも知れませんね。

とにかくタイ語の特徴を理解することが大事です。

ついでに「実用タイ語会話2」ですがこれはタイ文字を学んでからやった方が良いでしょう。しかし後半はレベルが急に上がりすぎて私は余り良いとは思えません。

タイ語の文法、発音の特徴を知ることは会話ばかりでなく文章を読む場合に絶対に必要になってくるので初心者は学ぶべきです。発音についてはもっとやさしくおしえるべきだと思うのですが良い本はないですね。あったら教えてください。

タイの学校での勉強

タイ学校はタイ語に親しめるところ、自分が納得できるところならどこでも変わらないと思います。私はそのときタイ語をシャワーのように聞くことが一番だと思ったからAUAを選びました。
AUAのナチュラル.コースはタイ語をただ聞くコースです。自分でレベルに応じてクラスを選べます。私の場合日本で1年間の勉強がありましたからこのコースを取りました。

タイ語を初心者は基礎を学ぶのが大事でいきなりタイ語を聞いてもタイ人の子供ではないのだから無理があるかもしれません。 AUAの方式を見たイギリス人のベルリッツ教師が30年以上も前に使われた時代遅れの方法だと言ってました。聞くだけのナチュラル.コースだけでは無理だろうと言うことですしょうか。

文法を含め基本を教えて行く方法(AUAではストラクチャー.コース)は AUA以外にソーソート、ユニオン、ニサ、シリパッタナなどでもやっている方法です。これらの学校は教科書を基に教えてくれます。それぞれの学校で特徴がありますから見学して自分に合ったところを選ぶのも良いでしょう。日本語で習いたい方はソーソートを選べば良いし、英語で学びたければAUA,ユニオン、ニサなどを選べば良いでしょう。学校の中にはタイ語だけでやるところもあります。

ユニオンが何故か有名ですが学校で大きな違いはないと思います。先生が良いと聞きますがAUAのストラクチャー.クラスを担当する先生も有名大学の先生が居ましたし、授業は英語で行いますから外人へ教えるのは慣れていました。私もタイ語の読み書きを習いました。当時は英語が余りできず辛かったですが上手かったと思います。ここでは崩し字まで教えてくれました。
「ソーソートー」は日本で習うのと変わらないと思いますがAUAなども併用して勉強する人もいました。

私はAUAで学びましたが1年間タイ語を学んで全くタイ語をしゃべらないスウェーデン人もいました。AUAでは聞けるようになればしゃべるようになると言ってましたが彼は「カオ.パット」(焼き飯)しか言わなかったです。しかし私自身はナチュラル.コースはいろいろなタイの文化や習慣を題材にするので面白かったです。

ベルリッツでも学びましたが私の先生の教科書は「実用タイ語会話」でした。当時タイ語専用の教科書が無く生徒が日本人だから教師が選んだのかもしれません。英語と違い、続けていても上手くなる気がしませんでした。コストパフォーマンスから考えると高すぎます。

個人で考えが違うし、学校で教え方も違うので自分で良いと納得した学校、方法を選ぶのが良いと思います。

ようは長く興味を持ち続けて勉強が出来るところですね。参考になりませんか?

学校卒業後

1年学校へ行っていてタイ語は英語と違いニュースなどが分らなかったです。しかし会話には大きな不便も無くなりました。そのとき周りの日本人はポー.ホック(タイ小学校レベル認定試験)を受かった人も含め同じくらいの会話能力でした。
ですからニュースやタイ人同士の会話の分る外国人なんてほとんどいないのでは無いかと思いました。そして充分勉強したと思いましたからタイ語は英語のように上達しないだろうと思いました。

しかしその後ビジネスなどでタイ語をバリバリ使っている人たちにあってビックリしました。 同時通訳(日タイ)なども副業でこなしている人たちです。彼らにどこの学校に行ったか聞いて見ましたがバラバラでした。彼らが上手くなったのは学校卒業後の仕事の間の勉強なんですね。全く独学と言う人もいました。(しかし最初はどこかで習ってますね。)このとき環境がやはり大きいと思いました。次回はその環境についてお話したいと思います。


ちょっと一言

日本に居るとき英語を教えている知り合い(日本人)がいました。彼は英語が好きで大学にいるとき英語サークルに入っていました。そのときの話です。

彼のサークルの先輩でアメリカへ1年英語留学していた人がいました。彼はその先輩が帰ってきたとき、さぞかし英語が上達しているのだろうと思いました。しかし話してみると上達したとは思えなかったそうです。

彼に言わせると自分の方が上手かったと言っています。彼らの英語能力はサークルの英語討論などで分るのだそうです。彼は日本の英語学校に通い英語を毎日勉強していました。彼はその後国際結婚しました。

松本道弘さんと言う独学で英語を勉強しNHKテレビの上級講師、アメリカ大使館同時通訳になられたかたがいます。本を出しているから知っている人も多いでしょう。

外国語はやはり本人の努力がなければダメだと言うことでしょうか。しかし好きだから努力できる、続けられるんでしょう。そういう勉強法を自分なりに見つけることは大事だと思います。

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