タイの汚職と日本の汚職

タイを含めアジアは行政機関、官僚の汚職が日常のことである。今まで日本は違うと考えていたが果たしてそうであろうか。日本の汚職は他のアジア諸国に比べて合法的な汚職と言えるのではないだろうか。

・タイの非合法的汚職

タイでは役人の汚職は日常茶飯事である。交通警察は違反者を見つけては金を請求する。彼らは言う「裁判所へ行って払うよりその場で払う方が便利だろう。」したたかなタイ人はこれを利用する。例えば無免許で運転してもバイクの場合は100バーツ払えば見逃してくれる。あるタイ人はこれが俺の免許証だと100バーツを見せてくれたことがあった。
無免許運転は結構多いと聞く。警察がバスを止めて運転手に何か聞いていた。何をやっているのか聞いたら無免許運転の取り締まりだと言われ驚いたことがあった。バスの運転手でさえ無免許運転があると言う。
役所で何かの認可を受ける場合、届け出をする場合、スムーズに処理したければお金を要求される。しかし今ではこのような袖の下を受け取らない人も増えて来ている。
2年前、日本が米不足になった時、ある知り合いと共に米の輸入を試みたことがあった。次の年から日本は40万トンの米を外国から買うことを諸外国に約束していた。
日本に米を輸入する場合、政府の許可が必要で、ある割り当て量(クウォータ)を認可されなければならない。輸入した40万トンは必ず政府が一定額で買い取ってくれる。
このとき、我々もクウォータを貰おうと申しこんだ。他にもいろいろの貿易会社が申しこんだ。しかし政府は自分たちの天下り先である大手商社20社に割り当て許可を与えた。ある断られた商社の人は政府の役人に「あなたの所はうちの天下り先になっていないからなあ。」と言われた。そのことが大手新聞の第一面にも載った。
そして今、エイズ問題でゆれる厚生省とミドリ十字社。
役人が大手会社に天下りするため、自分の権利を利用している。これは汚職と言えないだろうか?ただ合法的であるが....。