海外の日本のテレビ番組を考える

つい2ヶ月程前になるかタイの友人と雑談しているとき、こちらの言うことに対して大きな声で「ハイ!」、「ハイ!」と日本語で答えるので何故か聞いてみた。彼が言うには日本人の侍の真似だそうだ。 彼は衛星放送でタイ語に訳された中国のドラマを見た。その中の日本人(日本人役)が言う台詞を真似ているらしい。

このドラマは戦争中のドラマで日本軍の将校が日本刀を持ち何か命令する。そのたびに部下が「ハイ!」と機械的に答え実行して行く。このきびきびとした「ハイ!」の言葉に秩序正しいと言われる日本人の侍をダブらせたらしい。ドラマの中で日本人将校は紋付き袴を着ていた。それで彼は日本の侍を日本軍将校のイメージにダブらせたようだ。

タイ人の彼は日本に住んだことはないが日本びいきである。そしてハイクラスの家庭で育ち教養もある。普通のタイ人より日本に詳しいだろう。その彼が日本の侍について中国ドラマから軍隊のイメージを持ってしまった。なんとテレビの影響の大きいことか。

以上のことからいろいろ考えてしまった。今、タイ人は日本のドラマ番組を見ているのだろうか。(昔の「おしん」などは有名ですが...)そのような番組があれば日本の理解にもつながると思うだが...。

今 タイの衛星テレビの日本の放送番組はNHKのみである。これら番組は日本語と英語の放送だけでタイ語に訳されていない。そしてNHKの24時間放送を見るためには基本の2倍以上の月間料金を払わなければならない。そんな放送などタイ人は見てくれないだろう。衛星テレビ局が対象としている客層は明らかにバンコクの日本人駐在員である。残念ながらNHKがタイ人に見てもらうための放送として役立っていると思われない。

テレビ放送において英語や中国語のドラマはタイ語に訳され放送されている。それに比べ日本の放送番組をタイ語に訳されることはほとんどない。当然タイ人は日本番組を見ない。日本のテレビ番組を現地の人たちに見てもらうためには、興味を持って現地語に訳してもらうためには何をすれば良いのだろうか?なかなか難しい問題だと思う。

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