日米安保のある見方

今、日本では日米安保条約に基づいて、沖縄の12の米軍施設で一部用地の使用期限が5月14日で切れることから不法占拠状態を避けるために提案、特措法改正案が国会に出され、可決されようととしている。
日米安保は日本の平和そして極東アジア平和のために無くてはならないと言われている。外国からこの問題を考えるにもう1つの意義がアジアに取ってあるのではないかと思える。
日本のビジネスマンや企業は今アジアの至るところに自由に出かけている。これはアジアの各国が今の日本を安心できる相手として見ているからだろう。彼らは日本が平和憲法(他国を侵略しないと宣言している。)を守っていくだろうことを信じている。しかし、日本の平和憲法は第2次大戦後、アメリカにより作られた憲法だ。日本人がいつまでも守って行くであろうか? (実際、憲法改正論もある。)
このような偏った見方をしても、アジアに取って日米安保条約があるから大丈夫だろうと考えられているとしたら日本人はどう感じるであろうか。
アジア各国に取って日米安保条約はアジアの平和のため重要なばかりでなく日本が軍事侵略しないための監視役とも考えられていると言うことだ。
日本は公式に第2次大戦をアジア侵略戦争とは認めていない。(第2回日本の戦争被害者意識でも述べた通り)そしてこの国は世界でも2番目に多い軍事費(防衛費とも言われている)を持つ国である。もしここで日米安保が破棄されたとしたらアジアの各国は侵略の恐怖を感じたとしてもおかしくない。特に植民地にされた韓国と大虐殺の行われた中国はそのように感じるのではあるまいか。
内にいる日本人自体は昭和初期のような軍事政権は出来ないと確信しているとしても、外から見ると日本は韓国やアイヌなどの民族がわずかに住むが、他国にも類がない単一民族の国家である。この国民が民主主義の基、選挙により軍事政権モドキを誕生させることもありうるのではないか。
以上のことをアジアが日本に対し考えていたら、日米安保条約がないとしたら日本は国際社会から厳しい目で監視されることになる。それは日本企業の海外展開にも影響するかもしれない。
しかし、日米安保の基にアジアを日本侵略の手から解放したアメリカが日本に駐屯し、監視している限りアジアの各国は日本がどんなに軍事費を増やそうと安心して日本とつきあえると考えているのではないだろうか。
日米安保は日本のアジアへの経済進出に多いに役立っているのだ。

日本の人権について(第6回 1997.3.14)

日本脱出のすすめ2(中小企業)(第5回 1997.2.14)

日本脱出のすすめ1(個人)(第4回 1997.1.12)

日本の求められるもの(第3回 1996.12.19)

日本の戦争被害者意識(第2回 1996.11.19)

タイの汚職と日本の汚職(第1回 1996.10.15)


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