日本脱出のすすめ1(個人)

現在、日本の大企業は製造業以外でも海外へ進出して来ている。もう日本の産業の空洞化は止められない。空洞化が進めば失業者も増える。そして3ヶ月ほど前に、企業のリストラ及び国内の空洞化により5年後には更に150万人の失業者が出ると言う予想が発表された。
定年後のことを考えて見ると、橋本首相の言う「日本人に生まれて良かった。と言える社会」はごく1部の人だけが言える文句のように感ずる。
なぜなら日本は財政難(総計400兆円の大赤字)で将来また税金は上がることは避けられないようだし、また、急速に増える老人に対する対策も見ても、これから更に老人の医療料金の個人負担の増加が考えられる。そして国民年金、厚生年金基金は破たんさせないために、年金の支給年齢が遅くなることは明らかである。
日本経済を見ると、経済見通しの明るくなったアメリカへお金は流れ、日本の株価は下がり始めている。そして円安が始まった。これで安定していた物価もいつか影響を受けるかもしれない。
悪いことに日本経済が良くなるだろうと言える材料が見えてこない。(日銀は現在緩やかながら回復していると言っているがいつかこの見通しは修正されそうである。)
さあ、国際交流の盛んになる今日、日本人は老若男女すべてがもっと海外で働くまた生活することを考えるべきときが来ているのではないだろうか。
・海外生活の利点
第1に外国語が堪能になれば就職の機会も増える英語が出来ないから外国へ出ないのであれば、外国で覚えれば良い。日本に居ればいつまでも出来ないことは明らかである。
外国では英語またはその国の言葉が出来なければ生活にも困る。必然的に勉強する態度も変わって来るから覚えも早いはずだ。
外国語を覚えるのは記憶力の良い若いうちが良い。しかし年を取っていても何回、何十回繰り返せば覚えることが出来る。
第2に国際感覚が身につく。
外国に居ると日本との違いに戸惑うが、そのことにより日本の中で無意識に持っていた狭い考え方も変わって行くようだ。新しい体験は考え方を広くしてくれる。これもなるべく若いうちにすることだろう。
そして第3に海外は生活費が安くてすむ。タイでは日本の半分か3分の1で暮らせる。他の外国でも日本より安くてすむと言われている。
年金と預金生活者にとっては現在の日本の低金利(0.5%)では、3年前に言われた年金と3000万円の預金でなんとか過ごせる老後も無理だろう。(このとき金利は4から5%で計算されていた。)
タイは今でも10%前後の金利はある。もし3000万円あれば年間300万円。実際は税金も引かれるから少なくなるが日本の10倍から20倍である。

実際生活するにはお金で解決出来ない部分もあるから、いろいろ考えなければならないだろうが、生活の場所を日本国内だけにとどめることなく、世界的視野を持って考える時が、いや考えるべき時が来たのではないだろうか。


タイの汚職と日本の汚職(第1回 1996.10.15)

日本の戦争被害者意識(第2回 1996.11.19)

日本の求められるもの(第3回 1996.12.19)


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