救出のための自衛隊派遣

インドネシアの学生デモは市民暴動にまで発展し、死傷者まで出している。タイ政府もインドネシア在留タイ人の避難について検討を始めた。インドネシアのタイ大使館に登録されているタイ人に対しダイレクトに電話で通知される。

アメリカ政府も在留アメリカ人のインドネシアからの出国を検討し始めている。

日本はどうなのだろうか。進出している各企業は今のインドネシアの現状に対しどのように対処するかを発表したが政府の方針ははっきりしない。5月14日現在「観光旅行延期勧告」を出して様子を見るようだ。

今からおよそ1年前カンボジアで内戦が勃発しラナリット第一首相が追われたとき日本大使館はカンボジアにいる日本人に対し何も出来なかった。ニュースによれば日本大使館の電話は「お話し中」でカンボジアを訪れていた観光客など情報が無く、アメリカやヨーロッパの観光客から情報を仕入れていたと言う。

このような非常時の日本大使館の対応は外国に長期に住む人によると昔からそうだったらしい。

彼らは戦争や内乱があった場合日本大使館は役に立たないと言う。彼らは非常時にはまずアメリカ大使館やフランス、イギリス大使館に逃げ込めと言う。

大使館は治外法権でその国の軍隊も入り込めない。入り込めば侵略することを意味するからアメリカ、イギリスやフランスは黙ってはいない。またアメリカ人たちはそのような危機に対し十分に訓練されていると言うのだ。
日本大使館は訓練が出来ていないから役に立たないそうだ。真っ先にいなくなると言う人もいる。

カンボジアでは日本政府は自衛隊機の派遣を決めてタイまで送り込んだ。このとき日本のマスコミは無駄なことをやったとか東南アジアの国々を刺激したとか騒いでいた。しかし外国に長期に住む人間に取ってこれほど心強く思ったことは無かった。
海外で戦争などの危機に日本人が巻き込まれたとき日本政府が救援に来てくれるのだ。

日本政府は今回もインドネシアの暴動が大きくなることに備え自衛隊機の緊急出動を検討していることを発表した。これはインドネシアに住む日本人たちを心強くさせていると思う。
自衛隊派遣が日本の海外侵略の懸念を海外に与えると言っている理想団体などくそくらえだ。

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