タイから見る日本

日本は10カ月連続で経常、貿易黒字が増加して輸出は明らかに伸びている。しかし輸入は景気後退で減ってしまった。
外国から見れば外国へどんどん品物を売って外国からは自国の商品を保護して買わない利己的な国に見えてしまう。

実際は自国が金融業界の不正行為や破綻で内需が落ち込んでしまい経済危機にあえぐ東南アジアの経済など助ける余裕もないのだが。
これも外から見ると日本自身の金融システムの問題で、官僚の汚職などみづから金融不安を起こし内需拡大が出来ずに不景気に落ち込んでしまっているように見える。しかも外国の信頼を回復するような対策をできないでいる。

日本はお金は持っているから金融支援はしてくれる。しかし幾ら金融支援をしてくれたところで物を買ってくれなければ東南アジアの経済は回復できはしない。

頼りにされなくなり始めた日本

タイの経済政策に対する外交を見ていると日本は直接相手にされていないように感じる。アメリカやEUから圧力をかけてもらった方が効果があるからだろう。

実際タイのチュアン首相は今アメリカに飛びクリントン大統領にタイの経済支援を頼んでいる。また同時にアメリカ産業界へタイへの進出と投資促進をお願いしている。短期的に見るのではなく少し長期的に見て欲しい。必ずタイ経済は回復し債務も変換すると。

そして東南アジアの通貨を下落させた有名なジョージ.ソロス氏から6.3億USドルのタイ投資を取りつけた。
タイは国債もアメリカで発行するがソロスも投資しているタイの国債は売れ残る不安はないようである。タイに取って重要なのはアメリカがタイ国債を買ってくれることなのだろう。

日本が金融支援をした国に求めたこと

タイはIMFからお金を借りる条件として経済が公正に競争出来るよう汚職や賄賂の管理を条件として求められた。
同時にタイが日本に金融支援を求めるたときIMFの条件に従うように日本は強く求めた。

しかし日本は金融システムを正しく管理すべき大蔵省と日銀の接待汚職の実態が明るみに出てきている今、日本がIMFの条件を守るように働きかけたら「日本はどうなの。お金があるからIMFから借金せずにすむ。汚職はしほうだいかい」と言われそうである。

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