モスリムのサトゥン県は平和な県?


タイでモスリムが多数を占める県はタイ南部で、 パッタニー県:85%、ヤラー県:61%、ナラティワート県:82%そしてサトゥン県:80%です。前の3県がタイ独立分離派ゲリラが主に活動しているところ。サトゥン県では騒動は起きていません。と言うことは南部タイの騒動は宗教争いではないと言えますが、軍はサトゥン県をゲリラが活動拠点にしていると主張しています。

公安警官の中には騒動の起きないサトゥン県にタイ分離独立派のリーダーたちが隠れ、他県の襲撃事件の基地になっていると主張する人がいる。

この県では住民の80%がモスリムと言うのにヤラ、パッタニー、そしてナラティワート県と違って何の事件も起こっていない。 「この県は反政府運動家にとって安全な天国なんです。ここは平穏な県だとして政府は何も処置を取ってません。この県にも軍隊を配備すべきなのです。」 情報部の公安官は言っている。

彼はこの県で反政府組織のリーダーたちが会合を開き、破壊活動の作戦を練っていると言っている。この県はインドネシアのアチェ地区への秘密の渡航基地 になっているとも言っている。「アチェ開放活動家たちがやってきてここからタイの反政府ゲリラをアチェへ逃がしています。」

サトゥン県は60以上の小さな島があり、人身売買や麻薬のギャングたちの隠れ家として使われていると言う。公安官の1人はこれ以上放置は出来ないと言っている。

サトゥン県はマレーシアのケダ州と接していてタイ独立運動をしていた歴史を持っている。1993年にはサトゥン県と騒動のある3県の学校が多く放火され1億バーツ以上の損害を出した。モスリムが圧倒するこの県にかつて独立分離派の行政センターがあった。

ソンクラ県はマレーシアと隣接するがパッタニー県と接する1部の地区を除きモスリムの支配力は大きくなっていない。

19人のモスリム教師がサトゥン県の島で入学予備校を開こうとした事件があった。これは新たな懸念を呼び起こし、彼らはバッタニー県の破壊活動に関与したとして逮捕された。しかし後日証拠不十分で釈放されている。第4師団の指揮官は何故にわざわざ島で予備校を開く必要があるのかと彼らに疑念を持っていると言っている。2004年南部3県に対し戒厳令がひかれたとき、サトゥン県のも戒厳令をひこうとしたが政府は見送った。サトゥン県の県知事はサトゥン県は騒動の起こっているヤラー、パッタニー、ナラティワートと同じに見ないでほしいと言っている。「私は破壊活動のリーダーたちがサトゥン県に隠れているとは思っていません。この県は美しく多くの観光客を引き付けています。」

ソンクラ大学政治科学科のチッチャノック教授もサトゥン県と反政府活動家を結びつけるのは誤りだと言っている。彼女は南部タイ問題解決が出来ず熱くなった1部の将校たちが腹立ち紛れに流している噂でしかないと言っている。サトゥン県はモスリムの県だがパッタニー県と同じ「ものさし」で計ってはいけないと彼女は主張している。

以前インドネシアのアチェから来た船がサトゥン県の沖で拿捕されたことがありました。タイぼ独立分離派を支持するアチェのゲリラたちだったと政府は発表しています。


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