警察サバイバル.トレーニング

もう何十年も前に地獄の特訓とか言われた企業研修トレーニングを思い出させます。警察官に庶民の立場で物を観察し、警察の制服の力を自覚させ、権力を笠に来た捜査を戒めさせるトレーニングのようです。

6月中旬、少佐、中佐クラスの警察官32人に新サバイバル訓練が実施された。繁華街の通りで1夜、無一文で過ごす訓練だ。

犯罪捜査局のポンパット指揮官よれば、この訓練プログラムは公衆に対する警察官の捜査態度を手直しさせるためカナダ警察が行っているそうだ。

12日午後6時、スニカーと一般の服を着た32人のハイ.ランク警察官が教室に集められ、簡単な説明を受けた。彼らは価値のある所持品、タバコ、拳銃、IDカードそして警察バッジを没収され、バンコクの夜へ放り出された。

彼らはペアを組むが自分の管轄地区以外で法を犯さずに1夜を過ごす。その間、仲間の警察官に助けを求めたり、自分の身分を明らかにしてはならない。もし彼らが留置されたら訓練は終了されるが再度このサバイバル訓練を受けることになる。

この訓練では緊急時に備えて副警視が監視役として付いている。監視役は翌日午前5時にバンで訓練者を回収する。この訓練はアメリカのFBIや英国のスコットランド.ヤードでも行われていると言う。

この訓練はロイヤル.タイ警察が近代的な捜査技術を身につけるため考え出した。「警察は警察服を着た立場から物事を見るのを止め、一般大衆の目から物事を見る訓練をしなければならない。」ポンパット指揮官は言う。

警察官はパッポン、ナナ、ソイ.カウボーイそしてカオサンの通りでサバイバル訓練を行った。この地区は悪名高い繁華街と知られ、夜も人がいっぱいだ。ポンパット指揮官は、だから訓練に調度良いと言っている。彼は近くに病院も多く事故が合った場合、対処が早くできると付け加えた。

ソイ.カウボーイで訓練を開始したソムポング警察少佐はゴーゴーバーや売春婦で有名なこのソイ(路地)近くを歩き回っているとき10代のギャングに脅されたり、売春婦にアポローチされたりしたと話してくれた。彼は食べ残しの果物を屋台に物乞いしたしたと言う。

「私は上司にいろいろレポートしました。店が閉まった後、勤務時間に酒を飲む警察官も見ました。何人かの警察官にタバコを物乞いしましたが、 彼らは私が警察官だと知らないで、ずいぶん失礼な質問をしました。」

ソイ.ナナで訓練を開始したテラデット警察大佐は見知らぬ他人に物乞いをしたら、追い払われたと言っている。「財布を取られ3バーツしか無いと言ったんですが向こうへ行けと言われました。」

監視役だったルングロート警察大佐はほとんどの訓練者は上手くサバイバルスキルを持っていたと言っている。何人かはゴーゴーバーに入り、仕事をもらって食事を無料で受けていたそうだ。しかし訓練者の何人かはマグドナルドに入り、訓練時間が終わるまで座って居た者もいたと言う。

「警察は情報を得るため容疑者を拉致したり、情報を捻じ曲げたり出来ない。このようなやり方は今では違法だ。平和な社会を作るためにはまず警察が良くならなければならない。」ポンパット指揮官は話す。

パッポンやソイナナの繁華街で誰かに物乞いされたら警察官かもしれませんよ。気をつけて対応した方が良さそうです。


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