首都の地元売春地帯

王宮広場に売春婦が出現するのは聞いていたが主に夜だと思っていました。しかし、地元タイ人が利用するのは昼間、王宮広場から離れた通りらしい。

バンコクの古都があったラタナコシン地域の小さなソイ(路地)に、20歳代のオンとケイが木陰で客を待つ姿が在った。この地区では約300人の売春婦や売春夫が働いていると言う。彼らは王宮平場からそうは遠くない曲がりくねった通りに居る。ここから有名な母なる大地の像プラメー.トラニーまで近い。

ここにはバンコクの繁華街にあるマッサージ.パーラーやサウナ、カラオケなどケバケバしいものは無い。この地区で明るい昼間から売春が行われているのはちょっと常識では考えられないかもしれない。しかしフリーの売春婦たちがウロウロ歩きながら商売をしている。その証拠に、この地区にあるジンクレット.モテルの昼間の客数は多い。彼らは部屋を数時間借りるだけだと言う。

ロイヤル.ホテルの前にある地方に行くミニバスで働く運転手は何年も続いている光景だと語ってくれた。「このサービスは24時間営業さ。ちょうどセブン.イレブンみたいなもんだ。」彼は言う。

この地区で働く売春婦は20歳台から50歳台と幅広い。彼らのほとんどは厚化粧をし、道端に立っていたり、座っていたりして客を待っている。彼らの客は通勤者や買い物に来た人たちだ。彼らはアイ.コンタクトでお客を誘っている。

この地区には何もしないでブラブラ歩いている若い男たちもいる。彼らは男の売春夫だ。しかし多くは夜に商売することが多いそうだ。

オンはブリラム県から来た。主にブンスリ通りで商売をしている。朝遅く出てきて夕方までが仕事時間だ。「私の常連はこの近くで働いている人が多いわ。役人もいるわよ。」

ケイはオンと違い、この地区からそうは離れてないところに住んでいる。家に近いからここで働くことを決めた。しかし、オンは近所の人に会わないように家から離れたラタナコシン地域を選んだと言っている。「ここではコミッションを払う必要もないからね。」オンは1時間300Bのサービス料がそのまま自分の物になると言っている。彼女は1日1人か2人の客を取ったら帰る。客のほとんどはオフィス.ワーカだ。「危ないから、汚い格好の人とか、つまりホームレスのような人ね。そして酔っ払いとかは避けているわ。」

オンはバンコクに来たとき売春婦になるとは考えてもいなかった。最初はソムタムを売っていたが商売が上手くいかず、生活のため売春婦になった。ケイはシングル.マザーだ。彼女が子供と2人で暮らしていくにはこの道しかなかったと言っている。「余り稼げないけど、他の商売より見入りはあるからね。」ケイは言う。

彼女たちが危険で、誰もがやりたくない商売をしていることに同情してくれる人がいる一方、この地区の人たちは時間が経つにつれ彼らに対する同情を失ってしまった。「気が進まないけど言わせてもらえば、ここは私たちが住んでるところなのよ。売春地区なんて言われるのは恥ずかしいわ。」店のオーナーの1人は言う。彼らは役所にこの地区の取り締まりを厳しくするように言っているが効果はない。

町長のバオンパット氏はこの地区の売春は何十年も前から行われていて、簡単に解決する問題ではないと言っている。「法律では売春婦に罰金を課すだけなんです。彼らは罰金を払って、しばらくするとまた戻って来てしまうのです。」

彼は売春婦のプロもいるが小遣い稼ぎで売春する主婦もいると話してくれた。

売春婦が増えたのであろうか王宮広場近くの地元タイ人が行く売春地区が問題になり始めています。


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