南部タイの泥沼捜査

南部タイの独立派の破壊活動は毎日のように行われています。警察はその捜査逮捕に必死ですが思うように行きません。そしてこの警察の捜査方法に批判が出ています。タイでDNA鑑定で有名な検死官ポンティップ女史が警察が証拠調査を妨害し、法的な手順を無視して容疑者を逮捕していると批判したのです。

クンイン.ポンティップ検死官が6月14日南部タイ検死科学施設所の仕事を南部タイ警察の高官が妨害していると抗議した。(クンイン:女性に与えられる尊称)

この施設のチーフであるポンティップ検死官は「南部タイで続く破壊活動はこの不法行為に起因している。そしてこの地区の安全は警察が地元民の信頼を得られない限り収まらないだろう。」と言っている。

政府は平和構築指揮統制(SBPPBC:Southern Border province Peace-building Command)をこの地区で行っているがコントロールできていない。なぜなら法務省の容疑者捜査に警察が協力しないからだ。

「私はタクシン首相に去年側近を通じてこの問題について嘆願書を出した。しかし彼らはダマポン警察少将に相談しろと言うだけだった。」ポンティップ検死官は言う。ダマポン警察少将はタクシン首相の義理の弟でもある。

「政府高官たちは私たちのミーティングに出る約束をしますがそれはいつも遅くらされます。そして私に再度電話くれたものは誰もいないのです。」彼女は言う。

ポンティップ検死官によれば彼女は後1ヶ月は南部タイで仕事を続けるとのことだ。彼女は軍隊からは協力を得ているが問題が多いと言う。そしてタクシン首相に助けを求めても5分と話す機会も作ってくれないと言っている。

タイ政府は指揮統制 SBPPBCを関連する全ての部署の意見を聞かずに作り上げた。これが今の南タイの問題を複雑にしてしまっている。

送りこまれた警察高官は検死科学施設所の仕事を妨害し、法的手続き上、証拠として意味の無いDNA鑑定情報を基に警察を動かしていると彼女は言う。

「彼らは検死科学施設所に証拠を持ってくる警察官を懲罰にすると脅しています。彼らは法務省の仕事を邪魔するため証拠譲渡の法律を引用することで脅しているのです。」

検死科学施設所は去年9月17日に起きたパッタニー判事殺害の犯人を識別するDNA鑑定を行った。検死科学施設所は現場のバイク運転手の壊れたヘルメットからDNAを採取した。しかし警察はそれが逮捕した者のDNAと一致するかテストすることを拒んだ。 ヘルメットは証拠の1つだったが警察はバイクの移動でその証拠が汚染されていると主張したのだ。しかし後日、警察は別の学生を容疑者として逮捕した。

クンイン.ポンティップ検死官は言う「我々のDNAテスト結果は警察に十分な証拠としての情報を与えることができます。南部タイに騒動を起こしている真犯人を見つけ出すことができるのです。」

しかしタイ警察は4月20日検死科学施設所と軍隊に証拠を渡すことを拒んでいる。

彼女とモスリム指導者は過去2ヶ月間南部タイの法システムが信頼できなくなっていると主張つづけている。そして多くの地元民たちは警察と軍隊を嫌い、タイ政府が南タイの騒乱の原因だと信じているのだ。

「タイの法システムは崩壊してしまう。我々は政府に言っているがリーダーたちは耳を貸しません。今南タイの人々は政府を憎み恐れている。誘拐された人々が警察のヘリコプターから放り出されていると言う人もいます。」彼女は言う。

政府の命令でアナン元首相を議長とする国内紛争調停委員会が発足しました。彼らは平和的方法で南部タイの騒動を治める、それに反対するものを全て排除するように政府に求めています。それがSBPPBCの基でもありますが全く機能していないようです。

地元ではタイ警察の信用は余りないようですね。ある部落のリーダーが襲われたとき警察が関係しているのではないかと疑われていました。


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