タイの政局の行方

10月7日警察とPADと衝突し、400人以上の負傷者が出てPAD側に2人の死亡者が出ました。マスコミは死亡した2人を英雄あつかいでした。至る所で政府と警察に対するマスコミの非難が集中しました。そして陸軍将軍のソムチャイ首相へ解散勧告がテレビで流されました。これでタクシン派の政権は終わりかと思われたのですが...?

この衝突で警官が拳銃で撃たれています。警官の中にも怪我人が出ています。マスコミはヒーローを出したいのか不公平な報道をしている気がします。しかしこの衝突後PADに参加する人数が減っています。警察の鎮圧行動にたいする抗議デモが行われましたが数千人しか集まりませんでした。PADの首相官邸占拠や違法デモ行為に警察OBが意見をいいだしました。

政情不安はもし政府派と反政府派が衝突を続け、社会に憎しみを増やしつづければ内戦に発展するかもしれない。PAD((People's Alliance for Democracy)の代表の1人、タマサート大学教授プラジャック氏は自分のグループと敵対するUDD(United Front of Democracy Against Dictatorship)と元警察将軍サラング氏 に戦いを止めることを呼びかけた。

「政治的意見が違うのは悪いことではない。彼らは我々に反対する人々の憎しみをたきつけて、理を無視している。」プラジャック氏は言う。彼は自分たちのネットワークで国民が両サイドに別れ、感情的になることを止めて内戦を阻止するキャンペインを始めた。この動きは話し合う気のなかった両サイドから生まれている。

しかしPADは政府に圧力を掛けるべく首相官邸を占拠続けている。彼らの行動はUDDと元警察将軍グループをいらだたせている。UDDは時期は明言しないが首相官邸を取り返すと言っている。これに対しPADは防護壁を官邸に作り始めた。

「両グループはお互いの意見を主張しあっているが、内戦は望んでいないだろう。しかしお互いのリーダーたちが憎しみあい続ければ内戦に発展するかもしれない。反目と恐怖でお互いが防御のため武器を持ち始めている。」あるタマサート大学のある教授は言う。

PADの中心であるチャムロン氏は、10月28日に政府が召集されるが、それに対しどうPADが行動するか発表しなかった。PADがもし抗議デモを行うとしたら平和的に行わなければならないだろう。彼らは10月7日ソムチャイ新首相が政権演説をする日、国会前の道路をブロックで道を塞ぎ警察隊と衝突、そして400人以上の怪我人を出している。

今回の衝突で暴力的デモが多くの犠牲者を出し、PAD参加者の中にも疑問が出てきたのでしょうかPAD参加者は激減しています。それに反し、政府支持のUDDグループがムアントンタニー県の集会には1万以上の人々が参加しました。そして11月1日にUDDの大規模集会が王宮広場で開かれます。規模は5万とも10万人とも言われています。

PADの代表が言っている主張は前から言われていたことです。しかしPADはききませんでした。そして暴力的デモを行い、首相官邸を占拠、警察本部襲撃、放送局の乗っ取りなどを公然とやっていたのです。そういう彼らのリーダーに裁判所は何の罰則も与えていません。

今PADはUDDの抗議デモを恐れています。防御のための若い会員を集めていると言われてます。暴力反対なら何で集める必要があるのでしょう。彼らは自己防衛だと主張してます。


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