軍の力がタイを制するか



以前からタクシン追放のクーデターが無血で簡単に行われたか疑問だった。彼には軍部に同期生もいるし、チャワリットと言う元総司令官だった男が側にいたからだ。チャワリット氏は元首相であり、タクシン政権下で国防大臣、副総理を勤めていた。
クーデター後初めてソンティ将軍たちと彼の夕食会が開かれた。

11月13日、国家安全評議会のメンバー8人がチャワリット元首相宅を招待され訪問した。情報筋によればこれは枢密院のプレム元首相の仲介によるものだそうだ。

チャワリット元首相は戒厳令を撤廃しない国家安全評議会のソンティ将軍を強く非難していた。また軍の高官の人事配置についても再考するように求めていた。加えて彼はタクシン前首相のタイへの帰還を許すこと方が彼を監視できるから良いだろうと主張している。

チャワリット元首相からの情報筋によればソンティ将軍は誤解からチャワリット元首相に対し過剰に反応していたと謝意を表明したと言うことだ。夕食会後にチャワリット元首相は再クーデターの可能性についてレポーターに尋ねられたが単なる冗談話だろうと言った。そして チャワリット元首相はレポートたちに南部タイの問題を平穏に解決することをが大事だと話した。

この夕食会は、プレム元首相が、彼の元部下たちが対立することはお互いのイメージを悪くすることだと説得して実現したそうだ。この夕食会に対し、スラユット首相はお互いにに理解しあういい機会だと歓迎していると述べている。

チャワリット元首相はタクシン前首相のタイ帰還が現状に何も影響しないだろうと言っている。彼はタイ希望党の党首のときタクシン氏のタイ愛国党に合併し、タクシン前首相の協力者でもあった。しかし彼はタクシン氏は政界に復帰しないと言っている。

情報筋によればタイ愛国党の幹部たち何人かがプレム元首相と親しいチャワリット元首相にタクシン氏のタイ帰国を頼んでくれと頼んだそうだ。これによってタクシン前首相の妻であるポジャマン女史とプレム元首相の会合が実現したと言われている。

ある評論家はクーデター前にチャワリット元首相にアドバイスを求めた国家安全評議会が彼を軽んじていると感じて、彼らを非難始めたのではないかと言う。クーデター後の軍の人事配置転換では彼のアドバイスは無視されていた。

ある軍高官はチャワリット元首相が今回のクーデターを前もって知っていたと語った。また彼の側近はチャワリット元首相がクーデターで何かの役割をしたかはわからないがクーデターの前にシンティ将軍とプレム元首相に会っていると言っている。 側近者によれば、最近チャワリット元首相はクーデターを起こした国家安全評議会が間違った道を行き、重大な問題を引き起こすことを心配していたと言うことだ。

しかしながら、同僚だった国防省副首相はチャワリット元首相が彼の親近者たちに再クーデターをそそのかしていると言う噂を否定している。チャワリット元首相の同僚たちは誰も彼からそのような話は聞いていないと否定している。

後日、軍の人事配置の再考と戒厳令の部分撤廃が行われている。ある新聞が外国や国民からの圧力で戒厳令の撤廃が行われたように書いていたが現実は違うと思う。タクシン擁護者、チャワリット元首相の圧力だ。

軍部では今なおタクシン氏の影響は強く残っているのかもしれない。もしタクシン氏が帰国したら万が1の再クーデターの可能性は否定できないだろう。


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