反政府活動家は不敬罪?

不敬罪で逮捕される反政府活動家が増えています。言論の自由が民主主義の1つの柱ですが、タイは王家を侮辱することは犯罪です。活動家の1つ1つの言葉が軍、警察、政府にチェックされているようです。メディアも不敬罪を非難することはそれ自体が不敬罪ですから出来ません。

ダラニー チャンコエンシラパクン女史は7ヶ月の間に保釈申請を3回提出したが認められていない。「刑務所から出たいのだけれど無理なようね。」酷評することで有名なダラニー女史は2月24日刑務所の面会ルームのマイクロフォーンから答えた。彼女の声はあごの機能障害のためかすれていた。

受刑者の服を着せられた46歳のこの女性はUDDのキーメンバーの1人で不敬罪で訴えられている。刑務所生活でやせ てしまったが彼女の目は戦う強い意志で輝いている。「ここに来てから15キロも痩せちゃったわよ。」

彼女は去年の7月22日バンコクの自宅で、UDDのデモに参加したときのスピーチで王家を侮辱したコメントが在ったとして逮捕された。そして現在チャトチャック地区にある女性刑務所に留置されている。そして告訴状によればもし不敬罪が確定すれば45年の懲役になるそうだ。

チュラロンコーン大学で歴史学の教鞭を取るスタチャイ氏が彼女の保証人として3回保釈を申請しているが認められなかった。裁判所は彼女の病気が軽いと刑務所から報告を受けているとして彼女の申請を却下している。

彼女は保釈申請をあきらめ、刑務所で如何に生き残っていくかを考えていると言っている。「この環境は精神的にも物理的にも私を苦しめている。私は狭い独房で5杯の水で体を洗っている。」彼女に取って最悪なのは刑務所には読むべき良い本がないことだそうだ。

今、UDDから彼女を訪れる仲間は誰もいないそうだ。そしてUDDのリーダーたちは誰も彼女のところを訪れていないと話す。彼女の兄と弁護士が訪問してくるが、たまに王家を侮辱したと非難する人間も来るそうだ。

もし刑務所から出られないならどうしたいかの質問に彼女は容疑者を収容する施設の改善を求めると答えた。

保釈申請をしているプラワイズ弁護士によれば、保釈中逃亡の恐れ、また再犯の恐れが無いと確信されて、彼女を保証する信頼できる人間がいれば保釈できるはずだと言っている。

1級の殺人罪で訴えられている者、またタクシン氏や彼の妻でさえ保釈が許されたのに彼女の保釈は許されていない。

プラワイズ弁護士は現在、お金のことは度返しして弁護を引き受けているそうだ。「お金ではないです。この酷な告訴に1人で立ち向かう女性を見過ごしことは出来ません。」この裁判は6月23日に開かれる。
2005年王様の誕生日で、王様自身が不敬罪が厳しすぎるのではないかと言うことを話されたことがありました。しかし今の政府や軍は自分たちの体制に批判的な重要人物を不敬罪として逮捕しています。まるで旧日本軍の検閲のようなことをしている気がします。そして不敬罪は重罪なんですね。


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