津波死亡者身元確認捜査のその後

津波で亡くなられた方の身元確認は難航しています。そして時が経つにつれ記載記事が少なくなってきています。現地でどのようなことが起こっているか、いくつか身元確認関する記事を記載して見ます。

津波被害者の身元確認はポンティップ女史(タイでDNAと検死に関して有名)の基で行われていますがタイ人被害者に対し地元警察が責任を負っているようです。パンティップ女史は死者の情報を自分で調べ収集し、警察に渡していましたが警察はそれが気に入りません。ついにマスコミを通じ警察側は検死情報が不十分で再度やり直しがいると主張しはじめ、パンティップ女史は地元警察は経験不足で分かっていないと非難合戦に発展してしまいました。

また欧米からきた検死調査官とも衝突が発生しています。タイ側がタイ人の遺体をタイ警察に渡すよう要求したのですが、彼らはタイ側の検死調査に不満で拒否しました。タイ側は十分な証拠があるとして裁判所に訴えています。

・ポンティップ女史、警察と和解。

検死専門家ポンティップ女史とナパドン警察副指令がマスコミ上で行っていた批判合戦を止めることで合意した。この和解の話し合いは法務大臣が仲介者となりプーケット県で関係者だけで行われた。

会合の後、法務大臣は次のように言った。「お互いが遺体情報を持っていることから誤解が生じてしまった。これから一緒に仕事をし、情報を共有することなった。まだ調査中の遺体が残っているので両チームはその分析結果やDNA情報を明確にするため協力して行く。」

厚生省は約5400体の遺体のうち3800体の身元が未判明だと述べている。遺体情報は指紋採取可能な遺体もあるがDNAテストがもっとも信頼できるとしてDNAの情報収集を中心に行われている。

・津波犠牲者5395人になる。

内務省は12月に起きた津波による死者は5,395人になったと2月11日に発表した。タイの最大の被害地パンガ県でさらにタイ人と見られる2遺体が発見されたのだ。政府はこれ以上には増えないだろうと言っている。

これらの遺体は1,953人が外人、1,897人がタイ人そして人種識別不能な遺体が1,545人ある。そして身元確認がされてない取れていない遺体は3,001体、そのうち962体が外人と見られている。

ニューヨークの貿易センター.ビルのテロ被害者の遺体1000体以上がまだ身元確認できないそうです。アメリカは現在の科学の限界だと発表しました。それから見ると津波による死者の身元確認は絶望的な気もしてきます。


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