タクシン氏が追放されて1年経って

クーデターで追放されて1年が経つタクシン氏のコメントです。

ちょうど1年前私は国連で「わが国の国際社会に置ける役割、振る舞いについて」と言う演説の準備をしていた。私は、私の主張が国連で語れることに誇りを感じていた。

1年前私は圧倒的多数を持って首相に再任した。タイ国民のおかげで私はタイ100年の中で初めての民主主義で選ばれたリーダーになることができた。そして、私は自分の政府のもとで貧困者の半減、誰も入れる健康保険、IMFから借り入れを償却するための予算のバランス調整など実行していた。そしてその成果を元にわが国の民主主義の成熟度を主張するつもりでいた。

しかしながら私は出来なかった。9月19日クーデターが起こったためだ。私の政府と民主主義憲法は軍クーデターにより葬り去られた。このクーデターに私はタイ人の誰よりもショックを受けていた。1997年タイは国民のための民主主義憲法を作った。この憲法はタイ歴史上もっとも民主主義的な憲法であったろう。タイは民主主義先進国にあこがれ期待を持ってそれを導入した。

しかし残念ながら、軍隊の物差しは昔から発展途上国の進展を考えたことはなかった。すなわち彼らは国民の基本的に最小の権利しか認めていない。だから彼らは私や私に賛同する人たちを阻止しようとしていた。

過去を考えると、軍事政権に優先権を与えてきたことにより如何にタイ国民が苦痛を与えられてきたことか、私は愕然としてしまう。

私はもうタイで政治的活動を行うことは決してない。私はタイ王国の愛国者として民主主義国家となったタイに家族と共に安全に戻りることが今の希望だ。

タイ軍事政権は私の政府を汚職政府としてクーデターを正当化している。彼らは権力を手にし政府を作り、私たち家族を金融上の違法行為者として罰しようとしている。しかし1年以上の調査にもかかわらず、どの告訴も続けられているものはない。だから彼は新たに次々と罪を作り上げていこうとしている。そのようにしているうち、彼らは投資と税制での法律の中に新しい解釈を作り出した。これは私たちだけに影響するものではない。それは長年に渡たって培ってきたタイの信用と法律の尊厳を危うくするものだ。結果としてタイの長期成長に必要な海外投資は枯渇し始めている。

私を止めるため、私と同じく自由市場を望むものを無くすため、自由な選挙でパワーを得るものを無くするために彼らは私の政党の政治活動を禁止し、100人を超える主要メンバーの政治活動を禁止してしまった。

そして軍事政権は新しい憲法で自らが選ぶ委員会を組織し、すなわち官僚を選びそこで政治を操るようにしている。ここの最優先目的はタイ国民とその代表者のチカラを半減することにある。

彼らが作った憲法は下院の人数を500人から480人、そして上院を200人から160人に減じさせた。これはクーデターに一番反対した東北及び北部35県の票の力を減少させるためだ。加えて上院議員に国民の選ぶ権利が及ばないようにした。全上院議員が選挙で選ばれず、委員会が任命して上院議員になることが出来るようにした。そしてもっとも反民主主義的ルールはこの選ばれてない上院議員と裁判官たちが委員会を組織し、選挙で選ばれた首相を解任できるようにしたことだろう。

先月新憲法の国民投票が行われたが、軍事政権が必死にキャンペインしたにもかかわらず、期待に反し多くの反対票が投じられた。12月23日、軍事政権が約束した通り総選挙が行われる。もう選挙活動は始まっているが軍事政権は東北部と北部35県に対し戒厳令を敷いたままだ。これらの県は軍事政権に反対するグループの活動できないように10人以上があつまる政治活動は違法である。

「自国の自由だ」ということで軍事政権はEUや他国からの選挙監視委員会の設置は反対している。世界は民主主義の基準を満たしているか全て見たがっている。理由は簡単にトラブルになってしまうからだが、世界は軍事政権がなるべく早くこの選挙プロセスを通過させようとして誤ったやり方をしないか心配しているのだ。民主主義の詳細を討論するより世界は12月23日の総選挙を軍事政権が遅らせる理由を探していないかを心配している。この奇怪なねじれの中、軍事政権の弱み(それは彼らが無能力で人気が無いことだが)をこの短期間の権力を持っている中で、変えてしまおうとしている。

しかしながら世界がもしタイに民主主義がなくとも安定した国ならばと思っているなら考え違いだろう。軍事政権が権利を奪いたい東北部や北部の票は貧困者のものかもしれないが彼らは自分の意見を否定することはしないだとう。それは他の地区のタイ人の権利が制限されないのと同じようにだ。タイは本当の国民和解が出きるまで不安定で、非民主主義で発展途上国の状態にあるだろう。

言う必要もないことだが国民和解は拳銃を突きつけられたり、不正に操られた選挙では達成できない。我々の国の将軍や政治家が自分のつまらない利益を捨てて国の利益を考えられるように願っている。

タイは国民投票で分かる通り2分されています。いろんな言い方あります。タクシン派とそうでない者、貧困者層とそうでない者、完全民主主義派とそうでない者(タイ民主主義派?)。これが1つの国民となるために、拳銃を突きつけて従う方法では絶対出来ないと言うことでしょう。


戻り