遺体識別のため死体安置所の移動

津波による被害者の遺体識別は難航しています。海外からも400人以上の協力者が参加しています。スウェーデンから来た60人の協力者のうち15人は検死専門家だそうです。

この安置所移動には地元民たちの反対運動もありました。

パンガ県タクア.パ地区の3つの死体安置所にあった何千体もの外国人津波犠牲者の遺体の最終検査がプーケット県の犠牲者確認センター(DVI)に送られる前に行われた。

1月25日まずバン.マング寺院の200遺体が移送される予定だ。この移動ではタクア.パ地区から間違ってタイ人たちの身内の遺体も移送されると思った群集が”移送反対”デモを行い道路を封鎖してしまった。彼らは腐敗して国籍識別不可能な遺体すべてが移送されてしまうのではないかと心配している。その中に彼らの身内がいる可能性があると、確実に白人と認められた遺体だけを輸送するように求めているのだ。

津波犠牲者の約4000遺体のうちタクア.パ地区の2つの死体安置所に2300体が在り、そのうち1500体が白人だと思われている。

バン.マング寺院で、遺体識別に協力しているハワイから来たステファアン ウィルソン医師はタクア.パ地区で身内を失ったタイ人遺族たちに遺体が混ざって分からなくなることを心配する必要はないと語った。

「アジア人と西欧人の識別はプロフェッショナルの手で間違いがないように行われているのでタイ人たちは安心してください。タイ人の遺体がプーケットに間違って送られることはありません。」と彼は言う。

ウィルソン医師は検死の専門家で津波から1ヶ月経って腐敗した遺体でもアジア人と西欧人の分別は問題ないと言っている。彼は頭蓋骨の特徴や鼻の形、足の長さ、髪の色など12の体の特徴を基本として決定している。

「識別は骨の標準の違いで分かるが子供、混血、南欧人の場合は注意が必要です。」彼は言う。

プーケットではタイの検死官ポンティップ女史を中心にして遺体のデータベースが構築され、識別が迅速に行われると期待されている。

西欧人とタイ人の識別は出来るでしょうけど日本人はアジア人だから遺体分別は難しいのではないでしょうか。日本の新聞では日本政府は遺体の公開捜査を行っていないようですが何故でしょうか?「遺族の意向」と言ってますが他の国はシンガポールも西欧諸国もドンドン写真公開して個人で身内捜査をしています。

あるスウェーデン人は100万バーツ(約280万円)の賞金を懸け自ら捜査し、その写真がタイ新聞に載りそのおかげで子供の遺体が見つかりました。
遺体はタイの救援隊が死体安置所に保管していたのですが家族捜索を求める人が来ても数が多くて全ての遺体を見るわけにも行かず不可能でした。この遺体は津波後すぐに発見され、傷む前に安置したので隊員が覚えていたのです。

西欧人は政府に頼らず自分たちでドンドン行動しますが日本人は政府に頼りすぎな気もします。また日本の大使館は西欧諸国に比べ頼りないです。彼らはこのような場合専門機関がないためどう対処したら良いか分からないのです。


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