タクシン首相継続しないと発表

4月2日の総選挙で国民の60%近いの支持をえながらタクシン首相は首相継続断念を発表。そこに何があったのか?選挙後国王に謁見し、その後、急きょ首相を継続しないと発表。タイじゅうにショックが走った。

反タクシン派は自分たちの勝利だと言ってますが彼らは選挙結果を見る限り負けています。では何故タクシン首相は1日前に勝利を宣言し首相になると言いながら、首相継続を否定したのでしょうか?

タクシン首相のタイ愛国党は個人を選ぶ議席で360議席、比例代表で99議席を取っています。しかし38議席が決まらずに残り、再選挙を行っても当選者を出す可能性は無かった。国会はまず500議席が決まらなければ開会できないのです。

38議席が決まらなかったのは「選挙20%規則」によるものです。これはある選挙区に1人しか立候補者がいない場合投票数の20%以上を取ってなければ当選とみなされない規則です。38の選挙区ではほとんど選挙ボイコット票で、そこで再度タクシン首相のタイ愛国党が1人立候補しても20%を取る可能性はありませんでした。

この事態を収拾するには結局、首相継続断念しかなかったのでしょう。

・1人立候補者地区には新たな立候補者OK。

選挙実行委員会は当選者の出なかった38選挙区で4月23日に再選挙を行うが新しい立候補者も受け付けると言っている。

選挙をボイコットしたタイ国党のニコン副党首は選挙実行委員会のこの決定に、2人以上の立候補者がいた場合「20%規則」が適用されない、この案は前回のボイコット票を考慮していない安易に当選を増やす方法だと批判している。

選挙実行委員会は個人投票400議席、比例代表100議席、合計500議席を5月1日までに決定したいと語った。もし下院の500議席が決まらなければタイは政治が出来ず、非常事態が宣言されるだろうと委員会は言う。

選挙実行委員会は今回選挙結果を投票率63.9%、有効投票54%、棄権投票(ボイコット)33.5%、投票無効12.5%と発表した。投票用紙にはタクシン首相に対する批判やいろんなことを書いたものは全て無効票となっている。

・小野党から当選者

ナコンシー.タマラート県第9選挙区からマノッテ氏がタイ愛国党の立候補者を破って当選した。彼は「借金を放棄する党」からの候補者だ。彼は3,712票で当選した。タイ愛国党の立候補者は3,033票そして棄権票が36,878票、無効票7,771票であった。

タクシン首相はバンコクのタクシン.ボイコット票が50%を超えたことがショックだったようです。選挙では勝利していながら結局首相に残れなかった。しかしタイ愛国党の党首としては残るようです。

タイでは今の王様の力が強いのでしょうね。しかし王様はタクシン首相にも反タクシン者にも中立だった気がします。このままでは国会も開けませんから事態収拾を要望されたら、タクシン首相としては首相辞任が一番早い解決方です。

タクシン首相は今回の選挙を自分の信任選挙として位置付け、信任を得たが政治運営が出来ない状態になってしまい自滅してしまった。

しかし、もし総選挙が再度、実施されたとしたらタイ愛国党は負けるでしょうか?


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