サマック首相の誤算?

5月31日、週末の朝に放送される首相のスピーチで、7日間続いている政府への抗議運動に対し、首相は実力行使で排除することを示唆しました。この後、その朝1000人も居なかったデモ隊の数が1万人以上に膨れ上がります。それに対し動員された警察の数は3千人ぐらい。これでは排除できないでしょうね。政府はサマック首相の言葉は脅しだけで実力行使はするつもりは無かった発表しました。

サマック首相のPAD(民主主義同盟)への攻撃的に取り組むと発表した。しかし実力行使はされることなく、威嚇するための犬のうなり声で終わってしまった。

サマック首相は抗議集会を終わらせるため実力行使を行う意思もあると宣言したが、政府広報はこれは威嚇行為だったと言っている。「もし彼がデモを解散させる意思を本当に持っていたら、すぐに実行に移したに違いない。」

情報筋によればサッマク首相が抗議デモを解散させると言ったのはデモを現在のマカワン.ランサン桟橋から拡大させないようにする戦略だったと言うことだ。「デモ隊は参加者が躊躇する間、動くことは出来ない。政府がPADを力を使って解散させれば彼らの思う壺になる。政府はそれほどバカではない。」広報課は言う。サマック氏がこういう脅しをしたのはPADが政府近くの王宮チッラダへ移動する計画があると知ったからだらしい。

タイ陸軍の情報筋によればアヌポン総司令官はサマック首相がTVでスピーチした後、全く心配した様子もなかったそうだ。彼らは軍隊が出動する状況ではまだなっていないと言われていた。しかしながら国会近くの道路を封鎖する緊急命令が用意されていたというレポートもあったそうだ。

最近サッマク氏は抗議集会に対しいらだち、彼らの酷評に怒っていた様子だったと言うことだ。

タマサート大学のプリンヤ教授はサマック氏にもっと穏やかな政治的アプローチをするよう要求している。結局、彼の実力行使発言は多くの市民がデモ隊のいる通りに集まってしまう結果になってしまった。しかしながら、彼はPADに対しても活動を自粛しろと言っている。

「PADの抗議は変わってきていた。憲法改正反対からジャクラポップ国会議員の閣僚解任に。そして昨日ジャクラポップ氏は辞表をだした。彼らは何かを間違っていると感じたらひとまず時間を置いて引いて見てみることだ。」

サマック首相のスピーチをTVで聞いた幾つかの市民団体は政府にもPADにも暴力的な解決をしないようコメントを発表した。

このニュースだけを見るとタイ国民のほとんどが反政府側のような気がするかもしれませんがそうではありません。サマック政府支持者も多く居ます。今、タイはデモクラシーと言うよりモブクラシー国家になっている気がします。モブは批判するだけで自分の行動に何も責任を持ちません。反タクシン派モブはタクシン派の多い政府に対して不満を持ち、文句を付けてます。憲法改正案の非難もタクシン氏復活を促すものとして非難。しかし現憲法が一分民主主義に則っていないのも事実でなのです。 知識人の中には憲法改正に反対するPADの活動に疑問を持って非難する人も出てきています。


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