増える個人の借金

タイの株は上がりつづけタクシン時代より高くなったときもありました。しかし経済状態は決して良くなっていない。内需は落ち込み自動車もオートバイも売れない。対策として政府は自動車の税金を下げました。また今年は果物類が豊作ですがバーツが高く海外に余り売れないようです。

個人家計の借金が増えつづけている。そして最近の研究機関の発表では総額はGDPの31%にまでなったと言う。

この調査は Thai Chamber of Commerce University がランダムに抜粋した家庭の借金を調査したものだ。この調査では21.8%の家 庭は借金は無いと答えていたと言う。

借金の平均は132,262.65バーツ/世帯、借金は銀行などからが67.8%、ノンバンクからが32.2%だそうだ。そして借金の種類は日常生活の不足を補うため:53.7%、自動車購入のため:20.4%、投資のため:12%だった。

借金を抱える家庭の平均賃金は1万〜2万B。そしてその60%が2重返済の問題にあったと答えた。借金者たちは物価、ガソリン価格の上昇や借金の金利の上昇で返済が難しくなってきていると言っている。

タイ北部や東北部の農業セクションを見ると彼らの借金は他分野で働く者より多額だ。研究機関では去年に比べ、今年の借金額は13.2%上昇していると言っている。彼らは低迷する経済と銀行の補助貸付金の締め付けでノンバンクや高利貸しから借金する人が増えていると言っている。ある研究員はタクシン前首相が行った村民基金が貧しい農村の借金を上昇させたと非難している。またノンバンクの激しい競争が借金を容易にさせ、借金額が増えつづけて焦げ付いてしまっているケースもある。ノンバンクでは銀行では貸さない平均7000B/月の労働者も借金が出来るからだ。

研究機関では個人家庭の借金の増加は預金の現象に結びつき、引いては国の投資力に影響を与えるだろうと注意喚起している。

民主党の議員は2001年から2005年に急に個人の借金が増えたがほとんどが個人日常消費に使われて、携帯電話会社とバイク販売店のビジネスぐらいがこの借金で良くなっただけだろうと言っている。彼は、次の政府は投資環境を良くしてビジネスを増やし、仕事数も増やすようしなければならないと言っている。

   問題はぜいたく品購入で借金が増えている分けではなく、日常生活費の不足で借金が増えているようです。そしてそれを高金利のノンバンクからしているようなので問題です。

 また、タクシン前首相への非難がありましたが、これは彼のプロジェクトを途中で止めたせいでしょう。タクシン氏は新しい仕事の準備ための投資をし易くする基金を作りました。しかし新しい仕事を与えるだろうプロジェクトを今回のクーデターで潰してしまったのですから、借金しか残らないでしょう。それは東北地方の農民が一番良く知ってます。今回の暫定政権が作った新憲法草案に反対者が多かったのが東北地方だったことでも分かりるでしょう。


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