怒った消費者がホンダ車を破壊。

1月27日ほとんどのタイ新聞にホンダCRVをハンマーで叩き壊す女性の写真が載りました。「ホンダはひどい。去年11月29日に買ったばかりの新車が欠陥車なのに交換してくれない。」

ホンダは会社の方針で新車の交換しなそうです。「スタートが悪い。変な音がする。」など女性はホンダに訴えていたようですが何故車を交換までしなければならないのか分からなかった。しかし新聞の報道は女性の言い分を載せ「タイの消費者保護は不十分だ。改正しろ。」と言う問題にまでなって来ました。

ホンダの対応に怒ったホンダCRVの持ち主が車を公衆の面前で破懐した事件で消費者保護議会は問題を早急に解決する法案を作る必要が出てきたようだ。

欠陥品を販売したとメーカーが訴えられた場合、欠陥品でなかったことをメーカー側が証明しなければならない法案が求められている。現在の法律では欠陥品を買った消費者が自ら欠陥品の証拠を用意し提出する必要があった。消費者保護議会では次の国会でその法律を制定すると言っている。消費者保護議会のニロット氏は以前の法律に比べ、より消費者を保護できるはずだと言う。

「新しい法律では欠陥品だと分かった場合製造会社はそれを買い戻さなければならない。」ニロット氏は言う。

ホンダオートモービル.タイランドは昨日CRVを破壊した持ち主に全額補償することを同意した。この持ち主は女性ブティック経営者で、27日に彼女の新車交換要求をホンダが拒否したことに腹を立て、公衆の面前でCRVをハンマーで破壊した。
ホンダは消費者保護議会と数時間協議し、彼女に全額補償することを決定した。

ホンダのマーケティング.マネージャーは販売した車に全て責任をホンダが負っていることを示すため特別に彼女に1.241百万バーツの補償をすることを決めたと述べた。ホンダはこの持ち主とのミスコミュニケションが在ったことと彼女の要求にそうよう解決したと付け加えた。

そしてホンダはホンダ車を購入した持ち主に対し問題があれば喜んで話し合いに応ずると言っている。 「しかしながらタイで生産しているホンダ車は世界標準基準に合わせており多くの消費者たちが信頼している。」とも述べた。

消費者保護議会によれば2004年9月までに欠陥車について300件の苦情が寄せられており、そのうち265件は解決していると言っている。解決件数の中には新車への交換または払い戻しが11件ある。

産業省は今回の事件はタイの持つ世界の自動車製造ハブとしてのイメージを傷つけるものであり、アメリカと同等の製造基準を早急に作ることに産業経済局と製造基準作成協会も協力するよう命令した。

タイ自動車協会のヴァロップ氏はタイは他の国に比べ標準基準の整備が遅れていることを認めている。しかしたびたびタイの消費車から言われる輸出用の車と国内販売の車の基準が違うのではないかという意見には反対している。「品質を分けて、同じモデルの車を製造することはコストの面からも考えられない。」と彼は言う。

タイでは現在3つの基準しか存在しない。エミッション.コントロール、安全ガラスそして安全ベルトだ。ドイツでは110、フランスでは45、オーストラリアでは37の基準が制定されている。「我々は車が基準を満たした車か調べる試験所ももっていない。」ヴァロップ氏は言う。

ホンダは新車交換には応じませんがトヨタは新車が1年のうち4回故障したら新車交換に応じるそうです。

今回の事件はホンダのイメージをいちじるしく傷つけるものでした。ホンダはこの女性を訴えることも考えたようですが結局全額補償を選びました。事件を大きくしたくなかったとの言い分ですが「臭い物には蓋をしろ」と言う根本的な解決無しですます日本式の解決策のような気がします。

結局この女性はトヨタに乗り換えました。これからホンダのCRVの販売台数は落ちると思いますがどうでしょうか?


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