選挙の結果しだいでクーデター?

バンコクでもタクシン氏の支持者の多い民衆のチカラ党が支持率を伸ばして、第一人気の民主党に迫っているそうです。東北地方や北部ではタクシン支持派が多いと言われてますから民衆のチカラ党が政権を取るかもしれません。

28日、タイ軍司令官アヌポン将軍は総選挙で選ばれる次の政府に彼の運命が託されることに何の心配もしていないと答えた。そして自分の地位を守るためにクーデターを起こすことなど問題外なことだと強く言った。

これはもしタクシン支持派の民衆のチカラ党が総選挙で勝利したらどうするか意見を求められて彼がコメントしたものだ。それは、民衆のチカラ党が権力を持てばタクシン氏を追い出した者たちへのリベンジが始まると考えている者もいるからだ。この58歳の将軍は去年、タクシン前首相を追い出したクーデターの中心人物の1人だった。

サマック氏率いる民衆のチカラ党はタクシン氏に忠誠を誓っている政治家たちで構成されている。民衆のチカラ党は多くは、解散させられたタクシン氏のタイ愛国党のメンバーだった。

先月ソンティ将軍から軍の総司令官を引き継いだアヌポン将軍は言う「私は自分の将来の運命を全く心配していない。だから他人が私のことを心配する必要もないのだ。もし私より適任な人間がいたら彼らが彼らの考える変革をすれば良い。」将軍は暗に民衆のチカラ党について述べた。

軍司令官は全く総選挙に介入するつもりもなく、自分を守るためにクーデターを起こすつもりもないと言っている。「はっきりさせておくが、自分のためにクーデターなんかしない。」彼は言う。

また彼はまたクーデターが起こればそのクーデターは国民に支持されないだろうと述べた。そして軍が介入したと見られる行動は止めなければならないと言っている。「ある政党が政権を取ったら軍が阻止するなんて誰が言っているのだ。そんな考えは全くバカげている。」しかし将軍は付け加えた「もし政治的影響が私に及んだら、タイ社会は私を助けるべきだ。」

将軍は軍が政治に関与しないと確約した。そしてこの原則は総選挙にも適用されると彼は言っている。「我々軍は中立を保ち、政治に関与しない。」彼の使命は選挙違反を取り締まり、多くの人を投票場に行かせることだと彼は言う。

ある調査機関では民衆のチカラ党は480議席中219議席を取り、対抗政党の民主党は121議席になると予想している。また別の調査機関では民衆のチカラ党は過半数を超える281議席を取るだろう予想している。

選挙管理委員会は国家安全評議会が民衆のチカラ党に圧力を掛けているという訴えに証拠を掴んでいると言う。しかし軍司令官はそのことで選挙管理委員会の仕事を妨害するすもりはないと言っている。しかしその証拠が真であるか疑問があるとも言っている。

民衆のチカラ党のバンナ地区のリーダーは、軍がタイ愛国党を解散したやり方で再び民衆のチカラ党も解散しようとしていると言う。彼らが民衆に公開した資料は本物だと彼は主張する。

そういう中、軍と選挙管理委員会は「クリーン選挙キャンペイン」を実施している。最初軍は白い戦車に「民主主義を取り戻そう。」と書いて、民主主義の復活をアピールするつもりであったが、このアイデアはボツになった。なぜなら国民に逆効果を与えるかもしれないからだと言うことだ。

多くの予想は過半数を取れる政党はいないだろうと言うことです。ですからもし民衆のチカラ党が第1党になったとしても政権政党になれないかもしれません。

今回の総選挙は集まって会合も演説も許されないせいか、動いている車に乗って政策を言う党あり、1軒1軒の家を回りパンフレットを配る党あり、公園のサークルに参加して投票を訴えるものあり、「お母さんによろしくね」なんでしょうか?中には小学校の子供に自分のパンフレット配っている者もいます。メディアが騒ぐほど盛り上がってはいないようです。


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