インドネシアの日中会談は問題未解決

中国で起こった日本大使館の襲撃と反日感情から始まった日中の衝突は東南アジアを始め世界で注目されました。これはタイ新聞に載った日中首脳会談の記事です。

4月24日のバンドン会議では日本の侵略戦争について2カ国間の意見の不一致が噴出し続けた。そしてズタズタになった関係を修復する目的で行われた日本中国のリーダー同士の会談だった。

ジャカルタで行われた話し合い後、日本首相小泉純一郎と中国プレジデント フー.ジンタオはフレンド.シップの精神にのっとり、お互いに将来に向かって進むことで合意したと発表した。しかし具体的な解決策は発表されていない。フー氏は日本に対し起こした戦争がアジア諸国を傷つけたことを深く反省するよう強く求めた。

中国は日本の改定された歴史教科書が戦争時代の残虐行為を美化していると主張しアジアの大国どうしはこの数週間にらみ合っていた。そして教科書問題の対立はついに中国の数箇所の都市で週末に反日の暴動を引き起こすまでにヒートアップしてしまった。中国は日本の常任理事国入りに反対し、そして問題となっている戦没者を祭る小泉氏の神社参詣問題に怒っている。

お互いが友好関係を続けて行くことを除けば、小泉氏とフー氏はこの問題を大きくした差し迫った問題に対処出来なかった。小泉氏によればインドネシアで行われた緊急会談でフー氏は神社問題と教科書問題について持ち出したがそれらについて深く議論しないことに同意したそうだ。

中国メディアでは神社問題について小泉氏に正しく対処するようにフー氏が求めたと出ている。東京の靖国神社には第2次世界大戦の戦犯7人を含め250万人の戦没者が祭られている。この戦犯たちは日本軍国主義のシンボルだったとアジア諸国は見ている。

小泉氏は2001年4月から毎年公式にこの神社を参詣し中国を怒らせていた。 今年4月22日には約160人の政治家たちが小泉内閣閣僚を含め参詣した。これがまた中国を刺激した。

中国は小泉氏に強く靖国神社参詣を止めるよう求めたがこのサミット後23日小泉氏は靖国神社に関するポリシーは変えないと言っている。

22日小泉氏は公式にアジア各国に苦痛を与えた謝罪を行ったがフー氏は23日に会談を行うとマスコミに発表しただけで小泉発言に何のコメントも発表していない。

彼は日本が謝罪を行う前に「現在日中関係は難しい局面にある。これは我々が望んでそうしたものではない。」と言っていた。

今回小泉首相は中国に日本大使館襲撃の謝罪要求はしませんでした。これが日本が悪いから中国側の大使館日本襲撃は許されると言う印象を与えているように思えます。日中関係修復を最優先課題にした日本側の処置がアジア諸国が日本に対しさらなる謝罪を求める状況を作りだしてしまいました。

日本は後日、中国に謝罪を求めて行く事にしましたが世界の見ているアジア.アフリカ会議でやらなければ意味は薄いものでしょう。

またアジア諸国が全部が反日になっているかのように日本の新聞は書きますがそうではありません。アジアで反日デモは中国人が先導しています。今回のベトナムにしても以前マレーシアであったデモにしても中国人です。

そして中国人に関しては、 全てではありませんが私は余り好感はもたれていないと感じています。 例えば1997年インドネシアは経済危機に見舞われ、政府に不満を持つインドネシア人の暴動が起きました。このとき多くの華僑が襲われています。日本人を対象の襲撃は起こっていません。インドネシアには奥底で経済を握る中国人華僑に対して強い反感があると思われます。

またインドネシアの中国人襲撃を参考に中国に置ける反日運動を見ると何か恐ろしいものを感じます。インドネシアでは華僑の商店が襲われ、女性が道路で強姦されました。中国は反日感情を持つよう教育しているようですから、反日活動が活発すればどんな被害を被るかわかりません。


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