イスラム教徒による兵士監禁虐殺事件

21日ナラティワート県の小さな村で村民2人の射殺事件が起こった。怒った村民たちは近くに居た兵隊2人を監禁した。翌日早朝、軍が村に行き兵隊の開放を求めたが射殺事件を起こした犯人が軍服を着ていたことから村民たちは納得せず、女性と子供たちだけのバリケードを作り軍隊を村に入れさせなかった。村民のほとんどはタイ語を話さない。

タイの新聞記者も駆けつけ説得した。しかし村民たちはマレーシアの記者たちなら許可するとタイ人記者の説得を拒絶した。
マレーシア記者たちが午後2時半ごろ来て村に入ったが兵隊2人はすでに殺されていた。正午ごろ殺されたようだ。

このニュースを知った軍隊とタイ国民のほとんどが憤慨した。国連の演説から帰国したばかりのタクシン首相は冷静に法律に則り裁くべきだと言った怒っていたようだ。

22日2人の兵隊を殺害した犯人探しでタクシン首相は誓約した。「南タイの騒動を治めるには”外柔内剛”で行う。」

国防大臣は2人を殺害した少なくとも容疑者3人の逮捕状を発行されるだろうと発表した。彼らは麻薬売買の容疑者でもあると言う。国防大臣は2人の兵士殺害事件はモスリム反政府軍が村民を道具として使ったワナだと言っている。

2人の兵士は村で起こった村民2人の射殺事件を調べるため村に入ろうとして村民に捕まえられたと言う。村民たちは彼らが襲撃犯の一味だと信じている。兵隊2人はその後拷問を受け、刺し殺されていた。

国防大臣の話では2人は地方言語ヤウィ語を理解でき、この地区に慣れていたと言う。報告では兵隊2人は何者かが村人にクレームを言っているというの電話通報で出かけたらしい。「これは明らかに反乱軍によって仕掛けられたものだ。彼らは村人2人の殺害にも関係している。村人は反乱軍に違法だとは知らずに協力させられていたのだろう。」大臣は語った。

タクシン首相は殺人者たちはタイの法律に挑戦し、利用してきているがタイ軍隊が村人の射殺事件に関係していたことは絶対にないと言っている。タイ政府は法律に従い、”ちから”を使わずに南タイの騒動を治めようとしていた。「我々は”外柔内剛”、外はやさしく内は強い精神とチカラで対処する。」タクシン首相は言う。

「政府役人はどう対処して良いか分からないでいる。彼らは非難されることを恐れている。しかし何もしなかったら結局は死ぬことになる。非難を恐れていてはいけない。法に則った行動で何か不祥事が生じたら私が全責任を追う。」タクシン首相は語った。

・タクシン首相の演説

バンコクの見識者たちは言っている。「南タイの人間は政府の人間を信じていない。これが一番の問題なのだ。」と。

現実にはどこの村にも悪い人間も良い人間もいるものだ。役人にも悪いものはいるが全ての役人が悪者ではない。政府役人たちはみんな平和を作り上げ、イスラム教徒であろうと仏教徒であろうと南タイ3県の人間みんなが一緒に平等に住める社会にしようと勤めている。しかしいつも言われるのは役人はみんな平等に扱っていない、役人はある村にひどいことをしている。これはその土地で10年も続いて語られている話だ。

明らかにいつの時代でも言われ続けているのは地方の役人は悪党だ、国民を平等に扱わない。しかし多くは居ないはずなのだ。我々が主張するのはこういう不安感が広がって行って地元役人の固定観念が出来上がってしまっていることだ。

今、役人の仕事は難しいものとなってしまった。強制的に執行しようとすれば批判される。強制的にしなければ何も出来ない。これが今の現状だ。

みんなに知ってもらいたいことがある。これから私は役人にすべきことはやらせる。役人は遠慮することはない、臆病になることもない。やるべきことは全てやる。そうしないと彼らは死んだも同じだ。私が彼らの全責任負う。何が起っても面倒は私が見る。私が責任を持ってみると言うことは彼らにタイの法律に従って働いてもらうと言うことだ。厳しくタイの法律は守ってもらう。しかし犯罪者にも厳しくタイの法律で対処する。

事件が起こったのはタイ国内であり外国ではない。2人の兵士が殺されたことに対し、法律に則り対処する。村民と犯罪者をどう分けるか、どう処理するか。

私が南タイの国民にお願いしたいのは、どうか地元の役人に協力して欲しいと言うことです。

この事件が起こったとき無理に兵隊が村に入らなかったことは世界の世論に対し良かったかもしれない。タイ政府軍が法に則って冷静に対処しようとしていたと言うアピールになった。しかし すぐに強制的に村に入っていれば兵隊の命は救えただろう。

兵隊2人が拷問され殺害を知った他の兵隊たちの怒りは最初はすごかった。ナパーム弾をぶち込むと言った兵士もいたが村人たちも利用された被害者だと説得された。

今18人の容疑者が指名手配され捕まった者もいる。タクシン首相はタイ国民をテロリストと切り分けるため新国民IDカード(スマートカード)を10月いっぱいで南部タイに配布しろと命令を下した。11月からこのスマートカードを持たないタイ人はテロリストと判断される可能性もある。


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