フモン族の国外追放

ラオスからの難民フモン族について2005年8月に載せましたがその後国連や人権活動家のおかげでタイに滞在していたようです。しかしこのキャンプから逃げ出したグループに対してラオスへ国外追放という処置が取られ大騒ぎになりました。

日本は北朝鮮の人権問題しか報道しないので載せて見ました。

1月30日、153人(タイで生まれた者も含む)のフモン族の難民がタイから国外追放になろうとしたが中止された。彼らが滞在を望み、強い抵抗をしている間に国際組織が調停に入ってきて中止になったと言う。

外務省スポークスマンはタイ政府はアメリカ、オーストラリア、カナダ、ニュージランドそして欧米諸国の第3国による再保証を受け、中止の命令を出したと言っている。第3国はタイが違法移民としているフモン族を他国で再定住させるだろう。

追放日の朝早くフモン族の難民の半数(ほとんどが男性)がビエンチャンに行きのバスに乗せられた。しかし彼らは移送途中でバスから降りることを拒否した。男たちは自殺をすると係員を脅しながら、彼らがラオス政府から迫害されると訴えたそうだ。何人か自分の体を鎖でバスにくくりつけバスから出されることに抵抗した。しかしながら70名の女性は説得され国境を渡る準備をしていたそうだ。

この場面から人権活動家やメディアたちは締め出されていたと言う。

しかしながら夕暮れごろタイ政府が人権を侵害していると強く非難されることを恐れたため、知らされたソラユット首相がこの国外追放に介入したのだ。

タイ政府は難民フモン族を収容していたペッチャブリ県バンアムカオから逃げ出した152人とバンコクで捕まえた1人のフモン族を違法行為として国外追放しようとしていた。

バンアムカオでは現在8000人のフモン族が再定住問題で検討中のまま滞在している。

国境中央委員会はこのグループと話し合い、バンアムカオのフモン族が耐えうる解決策を公の話し合いで見つけることに約束していた。ラオスもこの問題に積極的にタイとともに取り組もうとしていたようで、第3国のUNHCR (UN High Commissioner for Refugees) の出席も許していた。

しかし30日に国外追放が計画されていたのだ。計画はNGOやアジア人権フォーラムそしてUNHCR が知ることとなった。これは公約と国際義務に対する違反行為だと活動家たちは言う。

グイセップ UNHCR バンコク支部副代表はタイ外務省に「もし国外追放が行われたらジュネーブ本部から声明が発表されるだろう。」と抗議している。そしてUNHCR は「我々は彼らが第3国に再定住する準備をしていた。彼らの何人かはインタービューも終わり、出発過程に入っている。」と言っている。

タイ政府を弁護すれば追放しようとしたのはタイの法律を無視してキャンプから逃げ出した人たちです。逃げ出せば違法移民か違法外国人労働者扱いになるのが当然のなりゆきでしょう。

しかし、考えるに逃亡した人たちは第3国の仲介する国に亡命を望んでないのでしょう。彼らは自分たちの生まれたラオスに戻りたいが、戻ればラオス政府からは迫害される。UNHCRが示す案がフモン族にとって納得できる解決策になるとは限らないと言うことでしょうからまた逃亡者が出るかもしれませんね。


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