2011年バンコク大洪水(首相緊急放送)

10月25日に首相から緊急放送がありました。その内容が新聞に載ったので訳して見ました。これを読むとバンコクに水が押し寄せるのはほぼ明らかで、それを知らせています。そして有効な対処が出来ないので避難を暗に薦め、最悪の状況で政府が如何に対応するかを述べてます。

今日、私が国民の皆様前に出て来ましたのは最新の洪水情報の重要なお知らせと警告のためです。現在、タイ中央部から規模の大きい水が海に向かって押し寄せ、クルンテープ(バンコク)を通過する予定です。繰り返して申しておりますが、国の各省、バンコクの各役所そして軍隊が警戒し力の限り対処しており、この大水が国民の皆様に与える不安を最小限に、すなわち限定された地区内だけにとどまるように頑張っております。

本当の状況を言いますと、今回の大水の勢いは水門の防水力、すなわち水を防ぐことの出来る基準ですがそれを上回ると思われます。。水位が高くなり、水が地面のいたる場所からあふれ出す可能性があります。現在、一番危ないと思われる場所はチャオプラヤ川の岸そばそして水を塞ぐ堰のある場所です。水の水位がどれぐらい上がるかは今回の大水にどれだけ対処しているかの地区の防水能力に寄るでしょう。我々はそれを少しずつ高めさせています。水の勢いを弱めると同時に土嚢をつみ続けて堰を高くしています。それが地区の洪水の水位を高めたり低めたりして被害が違ってきます。
昨日私は水を大きい排水トンネルやクルンテープが行った対策を見てまいりましたが、国防省、知事そして国民の皆様が一生懸命に問題解決のため働いていらっしゃいました。本当にありがとうございます。クルンテープ中心部に水が入ることをふせごうと、関係者やその地域民の方々は頑張っています。

チャオプラヤ川の東岸のトンブリ地区では、現在パトンタニーやノンタブリ県を通った上流の水が押し寄せて来ています。そしてやノンタブリのバーンクルワイ郡、クルンテープのバーンプラック区では洪水が起きています。今はマハサワット運河あたりを守ろうとターチン川とチャオプラヤ川に水を排出させ、タイ湾へ流す作業中です。それ以外にも政府とバンコク市は水を阻止しようと頑張っております。しかしながら、想定を超えた大量の水のためトンブリの川岸の地区やその周辺は平均して約50センチの浸水になると思われます。

水の勢いを弱めるためにやるべき対策はプレム.プラチャーコン運河の水門からの排水をとめる ことです。そしてクルンテープ北部地区、特にドンムアン、ラクシー、バンスー、バンケーン、パフォンヨーティン通り、ドンムアン記念塔そしてウィパワディ.ランシット通りへの影響を小さくするため、ランシット運河からホックワーサーイラーン運河への排水を強めることです。これはクルンテープ中心部に入り込む水を少なくし被害の拡大を防ぐためです。この計画が上手く行き、防水壁の被害が無ければ浸水は50センチ以下に抑えられると期待できます。

クルンテープ東部地区はミンブリー、ノーンチョーク、ラープラオです。そこにはラピパット運河、ホックワーサーイラーン運河そしてセーンセープ運河があります。対策として掘った運河に沿って水を海へ流すため、東方への排水を急がせるつもりです。水はセーンセープ運河を通りチャオプラヤ川に出て海に流れます。いずれにせよ、水が氾濫した地区が近いため1メートルから1.5メートル水位になるでしょう。

最悪な事態は上に述べた3つの対策が上手くいかなかず水の勢いを抑えられなくなり、他の悪要因が重なった場合です。たとえば堰が破壊されたり、海の水位が予想を超えて大きくなった場合です。そうなれば場所によって違いますが10センチから高いところでは1.5メートルまで浸水があるでしょう。とは言ってもクルンテープに入ってくる水のコントロールしなければなりません。しかし1日で出来ることは少ないのです。クルンテープに急激に入ってくる水を止めたり流したりまた排水ポンプでくみ上げたり流したりしています。もし目標通りいけばクルンテープへの被害は少なく部分的なもので済むでしょう。

楽観視はしないで、市民のみなさんは貴重品を高い場所に移動してください。今日から用心してください。私も今から関係者各位に重要施設の監視を指示しています。正王宮、シリラート病院、裁判所のある地区そして電気水道などのある公共施設などです。これらは被害を最小にしたいところです。

1つ私がした対処を申し上げます。ウィパワディ.ランシット通りは水位が上がる状況なので、それに対処するため、今日夕方、被害対策センターにドンムアン空港の宿泊所にいる方々をクルンテープまたは地方の便利で安全な別施設に移動させるよう頼みました。軽く考えてはいけません。

そのことに加えドンムアン空港1階にある義援物資をチャンタナインヨン.ビルに移動するよう命じました。そこは義援物資が集められている場所でボランティアも募集しています。明日から稼動します。

被害対策センターは今回の災害が終わるまで国民への義務を懸命に果たします。

同時に私が申し上げるのは、今回の大水対策以外にも政府や関係者は市民の方々が快適に生活できるように、内閣は今日中に決議して準律法を作り施行します。内閣は10月27日から31日はこの災害に合わせて公休日と決定しました。
また同時に市民の皆様に便利をはかり、自宅までの移動やいろいろの宿泊センターへの滞在を可能にします。望むなら安全な地方の親戚宅へ移動して泊まることもできるでしょう。繰り返し申しますが運輸省、内務省には災害に関係することがらに便利を図らせます。またそれと同時に政府の各部署には一生懸命国民を助けるよう命令を出しています。

このこと以外にも政府は食料は始め飲料水など必要品のいろいろを十分に準備しております。公衆衛生サービスに関しても十分な品質で準備しております。ニュースは正確で迅速な情報を十分心がけております。私は、各メディアと協力し合って有益な情報を国民の皆様に監視している危機状況をお伝えします。

水道電気については関係部署ではありませんが必要な水道電気は国民が安心して使えるよう監督する政策を作ってまいります。また安全と治安を含めて管理と統率を行い、国民が便利な生活できるようにし、また生命と財産が安全であるように最大限努力します。

今日、私がお願いしたいのは良識ある行動で過度に驚くことなく、同時に事態を軽んじず冷静な行動を貫くことです。政府の行ういろいろの手順は皆様方の世話する最上の方法ですので、常に政府の指示に従ってください。

お釈迦様の加護のもと、王様王妃様そして一致団結した全国民があれば私は今回の危機を乗り越えられると信じています。

日本の報道はタイより熱い気がします。 私が18年前に来たときは毎年雨が降ればスクンビットさえ浸水していました。下水道などが整備されそういうことが無くなったのはこの10年ぐらいのことです。
長期化するとちょっと問題ですね。政府は心配して、政府を信頼するように言ってますが食料とか無くなれば略奪とか起こりそうです。他国の災害状況を見ると東日本大震災で暴動とかが起きなかったのはすごいことなんだと分かります。


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