不敬罪の取り締まり強化

タイ社会が今おかしくなっている気がします。体制を批判するものを不敬罪の元に逮捕していくことは昔からタイ軍隊や政府がやっていたことですが外国人に対しては厳しくありませんでした。以前にチェンマイの日本人が不敬罪で訴えられましたがタイ社会の理解不足と言うことで罪には問われませんでした。しかし今は違うようです。

1月19日、作家で大学講師のオーストラリア人が3年以上前に書いた本で不敬罪にとわれ、3年懲役を言い渡された。

ハリー ニコレイド氏(41歳)は著書「真実とおもわれること」を2005年に発表した。しかしほとんど売れてはいない。この件で彼は不敬罪で訴えられ、チェンマイ裁判所で判決が下った。「被告はタイ王子と王室を中傷している。刑法112条によって有罪を言い渡す」と裁判官は理由を言っている。

彼は6年が求刑されていたが自白したことで刑が半分に短縮された。彼は裁判所に供述書を持って現れ、裁判官が判決を言い渡す前、涙を流しながら「私はタイの王政について余り知らなかった。私は謝りたい。これは現実ではなく、悪夢を見ている気がする」と言っている。

彼は王様の尊厳を犯すつもりは全くなかったと主張している。彼はすでに5ヶ月間拘留されていて、裁判所で家族や支援者たちと会うことが出来てうれしかったと言っている。彼の家族や弁護士はこれから王様の恩赦を求めて行くだろうと話している。

ハリー ニコレイド氏はメルボルン生まれで2003年に来タイし、ソンクラ大学で社会学を教え始めた。そして観光とホテルの管理学を教えるためチェンライ大学に移った。

彼の不敬罪の訴えは2年と半年前にだされていたが逮捕されなかった。そして去年8月、オーストラリア帰国しようとスワナプーム国際空港に行ったとき逮捕された。保釈は認められなかった。

知識人の中からも不敬罪の乱用、強化につながるのではないかと心配が出ています。たとえば、今の体制を批判するものは王政を批判したものとして逮捕され、そして厳しく罰せられかねません。


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