中国問題

これはアメリカの元外交官がインドを訪れた後で書いたレポートです。タイの新聞に載りました。彼は中国首相がインドを訪問した後でインドへ行きこのレポートを発表しました。今の日本人が持つ視点と違い、いろいろなことをおしえてくれます。

インドと中国の同盟がアメリカの作る世界バランスの前に立ちはだかるのだろうか?

中国首相はインドを4日間訪れ、11項目ついて合意した。これには5年間共同計画も含まれる。加えて中国首相は中国はインドの国連常任理事国入りを支持すると発表した。アメリカが支持する日本への反対表明でもある。

世界の人口の1/3を占め、今世界で一番経済成長率の高い2カ国が同盟を結んだことは世界各国のこれからの政治政策の重大な要素になるだろう。これら2カ国はいまだ貧困者を抱える発展途上国であるが、いまの情報時代において民間と軍事目的の工業技術能力に強い自信を持っている。インドは中国首相の訪問中そのことを強調し、新たな世界秩序を共に開くことができると述べた。

この2カ国は1962年の国境紛争から続いていた敵対関係を大きく変換させたのだ。1998年インドが原爆を作ったときは中国はインドの1番の敵だとインド国防省は言っていた。

しかし現在、インドは中国の政策から学んでいる。1994年に1億ドルだった2カ国間の貿易額は去年140億ドル になっている。インドの商業省は後10年で貿易額はこの倍になるだろうと予想する。今回の中国の訪印で国境紛争についても合意がされてた。

関係修復と紛争の可能性の減少は良いことだがインド中国の関係は以前の関係より複雑になっている。

中国首相が来る少し前にインドは合衆国のライス国務長官を招いた。アメリカはビル クリントン大統領が訪れる以前はインドに無関心だったがそれ以降強い戦略的な関係を築こうとする態度へ変わっている。

しかしこの新しいアプローチはアルカイダのアメリカ攻撃によって脅かされたようだ。このテロはアメリカにパキスタンのムシャラフ大統領との関係を強めさせた。
しかしアメリカは「インドは共通の国際テロの脅威に直面している、そしてインドとパキスタンの冷戦が時代遅れだ。」とインドを納得安心させた。

ライス女史がこの地を訪れたとき戦略的関係の重要性を主張していた。これはハイ.テク、原子力そしてF16戦闘機の共同生産についての貿易を考慮したものであった。

ライス女史が訪れた後すぐにアメリカから以前からパキスタンへ約束していたF16戦闘機のの売却計画が発表された。

この発表はインドの抵抗をあおったが、彼らは過去に比較すると沈黙していた。1つの理由はアメリカがインドが21世紀の世界的な大国になることを約束する声明を発表したからだ。それは戦略的また経済的対話を含む。

いろいろなファクタがアメリカのインドに対する声明を裏打ちしている。「2つの巨大民主主義」という言葉は古いものではないがそれはブッシュ政権が主張する民主主義を推進するものに合致している。
アメリカに住むインド人たちの役割が特に情報処理産業で大きくなって来ている。それは影響力を 持ってきており、急速なインドの経済成長を伴い2国間貿易を大きくする要因でもあった。今この2カ国で共通する重要問題は国際テロと中国のパワー増大である。

中国の成長は21世紀の政治の大きなファクタだ。中国は20年間で経済力を3倍に大きくしている。また軍事力を増大させた。アメリカとインドは中国に対し貿易と友好関係を求めているが中国の力が大きくなることに警戒している。

冷戦時代ソビエトの進行を抑制したように中国に対して抑制しようとする国は無い。しかし2カ国は中国が急激に拡大しないように国際的な構造を作りたいと思っている。

インドは中国と3000Kmの国境を接し、パキスタンとは2000Kmの国境を接している。そこは中国国軍の受け持ち地域でもあり核支援区域でもある。また石油や資源を持つインド洋の海路の安全性について不安も増大して来ている。

あるインドの戦略家は予想している。「2030年には世界に3つの大国(アメリカ、インド、中国)があるだろう。我々はアメリカだけや中国だけが世界を支配することを望まない。しかしもし選ぶとすればアメリカを選ぶだろう。」

インド中国の関係修復は歓迎であるがインド中国同盟がアメリカに立ち向かうことについては歓迎されていない。むしろそれどころかパワーの地域バランスを調整しているインドの古い伝統の中で別の動きが現れてきている。

インドは国連常任理事国入りに日本よりリードしている国です。これからの時代を作るのは沈み行く日本よりインドであり、中国だと言う印象を受けます。ドイツは日本より経済が伸びていますし、今の日本が常任理事国なってこれからの世界に何をできるのか私は疑問です。

経済に置いて現在日本企業も2万社が中国に進出し、予想では日本の製造部門30%が中国に移転するそうです。これを見てどうして日本が将来的に良くなることが期待できるでしょうか?また郵政民営化もまだ出来ません。国内の政治でも強いリーダーシップを発揮できないのに何が国連の常任理事国だと思いませんか?常任理事国になればODA支出は増え国民の負担は増えます。


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