・携帯でインターネット実践偏(One-2-Call -2005/10/21)

携帯をコンピュータ(PC)に接続してインターネットができた。調べるとGSMシステムのタイでは2年前からチャレンジする人がいた。そのころの速度は2Kbpsだったそうだ。

いずれにせよ、今ではかなりの情報が存在しAISやDTACなどの携帯電話会社もサポートしているので難しくは無い。英語サイトを見るとノートブックの中にはSonyやNokiaなどの携帯用のGPRSモデム.ドライバーがすでに用意されているものがあるらしい。


ここでは携帯電話 Sony Ericsson J300i をUSBケーブルで接続するときの注意点を主に述べる。この携帯はカメラも赤外線通信(IrDA)もBluetoothもないがGPRSのバージョンはClass10で早い。タイでは値段が4倍するZ800i(ボーダフォン:802se)と同じだ。

接続手順は以下の通り。OSはWindows XP(インターナショナル版)で行った。

  1. 携帯にインターネットで使うパラメータを設定
  2. PCにUSBケーブルをCOMとして認識するブリッジ.ドライバをインストール
  3. PCに携帯のGPRSモデムドライバーをインストール
  4. PCにダイアル.アップ.ネットワークを作成
XPは地域コードを日本語に設定してある。(XPだったら日本語版も可能と思う)



後日分かったことだが、ケーブルより赤外線通信(IrDA)やBluetooth を使った方がドライバのインストールは簡単。2006年8月以降Bluetooth の携帯も安くなったので,インターネットのため携帯を買うならそちらをお勧めする。

(1)J300i のパラメータを設定

・J300iのSettingGeneral からConnectivity 設定へ行く。そして順次、以下を選択して行く。



Data comm. >Data account >New account >GPRS data


・以降のGPRS data パラメータは以下を入力。

他のパラメータもあるが設定しなくてよい。結局APN(Access Point Node) が設定されていれば動くようだ。英語サイトによればAPNとはProxy server に似ていて使用者がサービスを選択する。基本サービスはinternet, WAP, MMS がある。
一般的にPDAやポケット.PCで繋ぐ場合WAPが選ばれることが多いようだがここでは”internet”を入力した。


AISの場合 インターネットを利用した簡単な設定方法がある。

GPRS設定のページに行って自分のGPRS/WAPとMMSのパラメター.スクリプトを自分の携帯電話に送ってもらうことが出来る。携帯でスクリプトを受信するとインストールするか聞いてくるからインストールすれば以下のData Account が出来る。

  1. AIS-GPRS-WAP
  2. AIS-GPRS-MMS
このAIS-GPRS-WAP がインターネットの設定である。タイ語の説明を読むとMMSより先に設定して置くこととあるので順番に注意して欲しい。またGPRSの設定ページで自分の電話番号を入れる場所があるがタイに国際電話を掛けるやり方で66xxxxxxxxと入力すること。


(2)USBケーブルを接続し、ブリッジ.ドライバをインストール

J300i で使うケーブルはUSB Cable DCU-11。購入するとドライバの入ったCDが付いて来る。ドライバはLoxyleyでもダウンロードできる。

J300i をUSBケーブルでコンピュータと接続しXPを立ち上げると新ハードウェア検出メッセージが表示されドライバのインストールを促すダイアログが表示される。後は手順に従いインストールできる。

(体験談)
USBドライバの入ったCDをセットしインストール開始すると自動的にCDからドライバをインストールする。 しかしXPの場合ドライバが見つから無いとメッセージが出てきた。3回繰り返してやっとインストールできたが出来ない場合、PCにUSBケーブルだけ接続し試して見ても良い。(携帯は接続しない)

インストール後、デバイス.マネージャを見るとCOMポートが追加されている。

(3)GPRSモデムドライバーをインストール

USBケーブルのインストールが終わるとXPが携帯を検知してモデムを自動的にインストールする。 このドライバもケーブル購入時に付いて来たCDに入っている。またSony Ericsson に J300i Modem Script が用意されている。

(体験談)
これも2枚目のCDにModem Script (SemJ300.inf) が入っていたがXP は見つけ出せなかった。この場合はControl Panel からPhone and Modem... >[Modem]タブからモデムを追加(Add)インストールした。

インストールのときはモデムは検知させない(Don't detect my modem) で自分でドライバ(SemJ300.inf)先を指定した。また使用するCOMを訊いてくるので(2)で作ったCOM4 を選択した。

終了すると以下のようにJ300 モデムが追加される。


次にこのモデムに(1)で設定したAPNをおしえる。「Properties」ボタン > [Advanced] を選択してATコマンド「AT+cgdcont=1,"IP","APN の名前","",0,0 」を入力する。この場合APN の名前は internet 。

(備考):試してないがこのコマンドのAPNの名前を internet にすれば(1)携帯のパラメータ設定はいらないと言う人もいた。しかしAISで携帯電話を購入するとパラメータを設定してくれているようだ。またノキアの場合、全ての機種ではないかもしれないがGPRS関連パラメータを設定して携帯を販売している。


(4)ダイアル.アップ.ネットワークを作成

作成時の途中の状態を下に示す。
ウィザードを呼び出しダイアルアップを作成していく。
ダイアルアップのモデムはJ300 を指定。設定パラメータは以下の通り。
  • ISP Name: AIS
  • Usename: (無し)
  • Password: (無し)
  • Phone No.: *99***1#
作成したダイアルアップのダイアログ。これで「Dial」すればインターネットに繋がる。


(5)ダイアルアップの使用時の注意点

(1)Windows起動後すぐに ダイアルアップをすると上記のダイアルアップ.ダイアログの表示にしばらく時間がかかる。GPRSモデムを接続しATコマンドを出しているためであろうが再度ダブルクリックしないこと。モデムが使用中にまたATコマンドを出すためモデムがビジーで使用できなくなる。

(2)Windows Me(日本語版)でGPRSモデムを設定した場合、インターネットに接続できたがPCはハングしてしまった。Windows のバージョンや種類によってはうまく行かない場合があるかもしれない。

(3)Sony Ericsson の場合USBケーブル以外にRS232Cケーブルで繋ぐことも出来る。そのときはUSBのドライバは不要。ケーブルをCOM1かCOM2に繋げばよい。USBケーブルで出来ない場合は試して欲しい。

(4)インターネットに繋がらない人はGPRSが使用可なっていないのかもしれない。私はNET SIM を使っているがGPRSの使用可通知はこのSIMを最初に使った翌日に届いた。